スタッフコラム

上手な断り方を身に付けて、うつ病やパニック障害・適応障害から復職・再就職!。

私たちは人からの依頼を断ることが苦手です。

断ると、相手にどう思われるだろう、相手の期待にこたえられない、

相手との関係性を壊してしまう、そんな風にも考えてしまいます。

特にうつ病やパニック障害・適応障害などのメンタル不全でお悩みの方は、

性格も優しくていい人が多いので、

人からの期待を裏切ることが苦手です。

ただし、断れないことが続くと、どんどん依頼を引き受けてしまい

自分のキャパシティを超えて残業が増えたり、

ストレスやプレッシャーが過度にかかる状態を作ってしまいます。

さらに、優柔不断な断り方は誤解を招くことにもつながります。

相手を押し切るような依頼でも、相手が認識すると、

断れない方にも責任が生じます。

自分が忙しい、もしくは余裕が無いことを相手に察して欲しいと思っても、

それが伝わらなければ煮え切らない態度ととられてしまいます。

断ることが悪いことだと思っていると、

相手に後ろめたさが伝わってしまいます。

「断る」ということを自分に許すことができると、

できることはできるし、できないことはできないと、

相手との関係性に歩み寄りが生まれます。

「断るときも、一切できません」という断定的な言い方ではなく、

「こういう理由で今はできません、でもあと1時間後であれば大丈夫です」など、

自分の状況を伝え、代替案を提案しながら

お互いの歩み寄りをすることが有効です。

100%断ることは気が引けます。

でも中間の引き受け方をすることが、アサーティブな歩み寄りができます。

中間の引き受け方、0か100かではないグレーゾーンを大切にして、

出来る範囲を決めた引き受け方が大切です。

1 出来ることと出来ないことを見極める

2 無理をしない

3 自分の気持を大切にする

そんなことを意識しながら断ったり、

依頼をすることをしてみると、周りの人との関係を今よりもスムーズにつくれるのではないでしょうか。

うつ病やパニック障害・適応障害を克服して再就職・転職・就職あるいは

復職を目指す方にとって、大切なスキルです。