スタッフコラム

メンタルヘルス不全を克服して、再就職・復職!自分を縛る「行動特性」と、自分を許す「魔法の杖」!

うつ病やパニック障害、不安障害の治療に有効だと言われる認知行動療法では、

(英国や米国のガイドラインでは、治療の第一選択肢となっています)

「認知(思考)」「感情」「行動」を客観的に観ることを基本としています。

 

リファイン就労支援センターでは、この認知行動療法をベースに、

復職や就職のための心理プログラムを取り入れています。

 

本日は、自分の行動特性を5つに分類し客観視する「ドライバーと魔法の杖」

と呼ばれるプログラムを行いました。

 

人は、それぞれ自分自身を駆り立てるもの=ドライバーを持っています。

 

まずは、自分にとっての「ドライバー」は何か?を考えます。

1.完全であれ! (例えば、完璧にしなきゃ・・・)

2.努力せよ!  (例えば、もっとがんばらないと・・・)

3.人を喜ばせよ!(例えば、自分より人の喜びを優先・・・)

4.強くあれ!  (例えば、親分姉御肌、何があっても動じてはいけない・・・)

5.急げ!    (例えば、何でも早くしなければ、・・・)

 

この「ドライバー」には、当然ポジティブな面がありますが、

偏ったり、行き過ぎたり、自分に対して要求しすぎたりすると、

身動きがとれない状態に陥ってしまうことがあります。

 

脳は自分の言葉に反応します。

そこで、自分に対して許し、許可する言葉「魔法の杖」を考えます。

 

ドライバー(行動)に気づいた時に

自分に対して許可する言葉、ドライバー行動から抜け出すための言葉

自分にとって、ぴったりくる言葉「魔法の杖」を探します。

 

ご利用者様のコメントは多くの人に共通するの気づきを表していました。

 

「自分と同じドライバーを、他の人も持っていることがわかりました」

 

「人に対しては、魔法の杖(言葉)が使えるのに

自分に対しては、その言葉がなかなかでてきません」

 

それがドライバーのネガティブな一面(強い呪縛の影響)です。

 

そこで、リファイン就労支援センターの特徴の一つであるグループワークでは、

互いのドライバーについて話し合い、

その人にぴったりくると思われる言葉「魔法の杖」をプレゼントし合いました。

 

魔法の杖(言葉)の一例です。

 

「人を喜ばせようとするのと同じくらい、自分も喜ばせよう」

 

「完全なものなどないよ。他の人と一緒になって100%を目指そう」

 

「今だって、十分にがんばっている自分がいるよ」