うつ病からの就職・再就職の為のダイアログ「(企業・人事担当者は)どんな人を採用するか」
今日は、今後私たちが向き合う大事な事についてじっくりと考えました。
テーマは「(企業・人事担当者は)どんな人を採用するか」です。
まずは、他者理解。
人事担当者や事業の責任者、経営者は一体どんな状況に置かれていて、どんな一日を送り、
どんな想いで採用活動をしているのでしょう。
それを想像した上で、
自分だったらどうするか(どんな人を採用するか)を考えます。
さらに、ダイアログ[*]の手法を用いたグループワークで、皆で知恵を集めて考えを深めました。
[*]1.自分の考えをオープンに主張する 2.他人の意見を聴く 3.判断を保留する 4.皆で答えを創る
最終的には、各グループを○○社人事部と見立てて、それぞれの採用基準(どんな人を採用するか)を発表しました。
全てのグループから共通して発表された内容をご紹介します。
【1】健康な人、健康管理の出来る人、長く働き続けられる人
【2】やる気のある人、エネルギッシュな人、向上心のある人、前向きな人
【3】コミュニケーション能力の高い人、理解力のある人、表現力のある人
【4】即戦力、実行力のある人、経験や実績のある人、スキルや資格のある人
ちなみに、様々な調査で述べられるように、経営者が求める人物像のナンバー1は、
【3】のコミュニケーション能力です。リファインのプログラムでも繰り返し繰り返しトレーニングしています。
【1】【2】については、まずは病気からの回復や、毎日の通所を含めた生活習慣の改善で。
【4】については、個々によって異なるので、個別の面談やカウンセリングや取説などを通して継続的に研いています。
修了後、利用者さまから次のような感想が寄せられました。
「自分達が作った採用基準を自分は満たしているか?問いかけたいと思います」
「心身ともに健康であることは大前提だと思いました」
「例えば”コミュニケーション”といっても、様々な解釈があると思いました。
求められている人物像を一つ一つ深堀りできた気がします」
「自分がPRしづらい部分と、頑張ればPRできる部分が明確になりました。
延ばせる部分を伸ばしていきたいと思います」
また、次のようなコメントも頂きました。
「今回は採用という設定になっていましたが、この採用基準にあった人材になれた時に
会社で活躍できる人材になるのではないかと思います」
そうです。私たちの取り組みは就職がゴールではありません。(まずは就職・復職を目指しますが)
長く、良く、働き続けること、さらには幸せな人生を送ることが目標です。
まずは、第一歩として、病気からの回復と、就職・復職を実現できるように
日々のプログラムを丁寧に積み重ねていきたいと思います。