スタッフコラム

うつ病からの回復と就職を目指す人のための「五感トレーニング」

うつ病等のメンタル不全からの回復と、就職等の社会復帰をサポートするリファイン就労支援センターでは、定期的に「課外授業(散策)」を行っています。

今回は、散策の目的の一つ、五感についてのお話です。

私達の日常生活は「視覚」偏重になっている可能性があります。

現代人は情報の80〜90%を視覚から得ていると言われる一方で、脳の視覚に関わる領域は30〜40%と言われており(諸説あります)、私達は脳の多くの部分を十分に活用していない可能性があります。

散策では、聴覚、嗅覚、触覚などの視覚以外の感覚を使うことを意識しています。
・聴覚:鳥の声や水の音、風の音など。
・嗅覚:植物はフィトンチッド(化学物質)を放出しています。
 ※自律神経のバランスを整えることが研究により明らかになっています。
・触覚:木肌を触ってみたり、デコボコを歩く足裏の感覚等。

参加者の皆さまの感想をご紹介します。

・土の匂い、風の心地よさ、日光の気持ちよさ、広々した感じ、木の感触・・・景色が目の保養になり、ココロが洗われた感じがします。

・緑を感じながら写真を取ることを目標に歩きました。先月と比べると緑が増えているのを感じました。少し日差しも強くなってきましたが、木陰の涼しさを感じることもできました。

・新緑がとても綺麗で清々しく気持ちが良かったです。

・久しぶりの課外散策をとても楽しみにしていました。筋肉のトレーニング、コミュニケーション(雑談力)のトレーニングにもなりました。

新緑の季節、五感を使って、心も身体もリフレッシュしましょう!