「社会復帰から一年」卒業生が語る、うつ・メンタル不全の克服
平日にお休みがとれたそうで、卒業生が訪ねて来て下さいました。
社会復帰から一年経った今、ご自身のメンタル不全、リファイン就労支援センターでの取り組み、現在の職場の様子についてお話を伺いました。
僭越ながら〜と仰っていましたが、同じようにメンタル不全に苦しまれている方にとって有益な情報だと思いますので、このコラムでも幾つかのポイントに絞って、紹介させて頂きます。
●メンタル不全を発症した頃は、だましだまし仕事を続けていました。
二度目の休職の時に「じっくり治す」ことを決意し、医師から勧められたリファイン就労支援センターの門を叩きました。
●「全てはコミュニケーションの悩みだ」という気付きがありました。
通所を始めてからもワークに身が入らない時期がありましたが、自分の悩みは(グループワーク等で)話して解決するしかないと思ってから、真剣に取り組むようになりました。
●リファイン就労支援センターは、失敗が許される場でした。
気づくだけではなく身につけるためには、繰り返し試す、時には“嫌われる勇気”も必要でした。「失敗したかな?」と思った時には専門知識を持ったスタッフがフォローしてくれました。
●職場では、傾聴のスキルを活用しています。
ゼロかイチかという話ではなく、不安に思ったり困っていることを素直に共有し合うことで、上司との人間関係が向上し、モチベーションが高まり、時間/コストを小さくすることができました。
●今でも山あり、谷ありです。
それでも一年経って、仕事の実績も少しずつ上がり始め、安定してきて、人生の目標が描けるようになりました。
すっきりと話される姿に、しなやかな力強さを感じました。