スタッフコラム

「スキーマ」に気づいて、うつ病などメンタル不全からの回復と社会復帰を目指す!

メンタル不全からの回復と社会復帰をサポートするリファイン就労支援センターでは、うつ病やパニック障害・適応障害・社会不安障害・社交不安障害に効果のある「認知行動療法」をベースに開発したプログラムを行っています。

今回は、心の構造を整理しながら、自分の認知(物事の捉え方や、考え方)に大きく影響を与えるスキーマ(中核信念、固定観念、絶対的な信条)について考えました。

それは、私たちの認知に大きく影響を与えるものです。
そして、無意識に働くことが多いと言われています。
(日常生活の中では気づきにくいものだといえるかもしれません)

利用者の皆さまの感想(一部)をご紹介しながら、プログラムの様子を振り返ってみます。

「自分のもっている本質的な性格や行動が“見える化”でき、より望ましいスキーマを考えることができました」

「自分のスキーマに気づき、自分の行動特性を把握すると、自分という人間の個性をよく俯瞰できて、自己理解が促進されます。望ましいスキーマという新しい視点を加える事で、なりたい自己象の発見にもつながり、有意義でした」

「普段から他者と比較して他者を中心に自分の価値を定めてしまい、他者への妬みや現状への不満につながっていることを認識しました。自分のスキーマが分かり、気持ちが楽になりました」

「“自分は不完全“というスキーマがあることに気が付きました。スキーマには強みも弱みもあるので良い方向に変えていきたいと思います」

「望ましいスキーマは、“ありのままの自分”を受け入れて、周囲に影響されることなく自分の信念を貫くことだと感じました」