スタッフコラム

うつ病などのメンタル不全からの回復と社会復帰の為に五感を使う「散策」

リファイン就労支援センターでは、うつ病やパニック障害・適応障害の回復・改善、そして再発なき社会復帰のために、認知行動の実践的なプログラムの他にも、毎日のラジオ体操、ヨガ、自立訓練法、呼吸法など、心身共に効果的なプログラムを継続的に行っています。

先日は絶好の五月晴れのなか「散策」を行いました。メンタル不全になると、身体を動かすことや、外出することが億劫になりがちです。
事前にご利用者様に「散策」を行う目的、1、ご利用者様同士のコミニュケーション 2、筋肉を動かすことで免疫力を高める 3、五感を使うことで脳への刺激を与える 4、変化への適応 夏に向けての準備 の4点を意識して、安全にそして何より楽しんで「散策」しましょうと声をかけ出発しました。

リファイン就労支援センターから上野公園に向かい、ご利用者様同士のコミュニケーションを楽しみながら、太陽の眩しさ、木々の緑と匂い、木陰の涼しさ、池の水の輝き、鳥の鳴き声、足裏の感覚など五感をバランスよく使い、不忍池を通り湯島天神までゆっくりと歩き30分間の休憩でおみくじを引いたり、お守りを購入したり、庭を眺めたりと自由時間をそれぞれ楽しみ、リファイン就労支援センターに戻り約2時間の行程を終えました。

利用者の皆さまの感想(一部)をご紹介します。

「とても楽しめました。天気も良く日陰でゆっくり休んで池をぼんやり眺めてリフレッシュできました。終わってからのストレッチもしっかり行いました」

「不忍池の蓮の葉が緑に輝いていて、勇気づけられる気持ちになりました。前回より体力的疲労も少ないように感じました」

「他のメンバーと楽しく会話しながら晴天のもとを歩き気持ちがよかった。湯島天神で職場復帰が上手くいくようお願いしました」