スタッフコラム

うつ病やパニック障害、社会不安障害の方のコミュニケーションスキルアップ ①

うつ病やパニック障害、社会不安障害などで苦しんだり、悩んでいるいる方にとって、

再就職や復職して周囲の人たちと上手なコミュニケーションをとることはとても重要です。

また、人と話をすることが苦手な人や本来は得意だったにも拘わらず、

うつ病やパニック障害をきっかけに苦手になった人もいるかと思います。

そこで本日は、コミュニケーションスキルアップのために、「ヒーローインタビュー」というトレーニングを行いました。
野球選手などヒーローへのインタビューをするアナウンサー役とヒーロー役が話す形式で行いました。
アナウンサー役の姿勢は相手に対して、興味を持ってインタビューしていきます。また質問の答えに対して、共感や
思いやりをもっておこないます。
ヒーロー役の姿勢は、相手を信頼し、恥ずかしがることなく、素直に話していくことです。
ヒヤリングをした内容を整理して、事実⇒感情⇒長所⇒未来 の順番に紹介できるように話をしていきます。
あるヒーロー役利用者様は、リトルリーグの審判をした時のお話を、ホワイトボードに野球のダイヤモンドの図に描いて、
一塁審判の立ち位置の重要性やアウトかセーフなのか即座に判断して、明確なジャッジと大きな声で発声することの重要性を強調されました。また、アナウンサー役の利用者様も要点を絞って適切な間を取り。上手にヒーロー役の方を引き立てました。
このような形式は、シナリオがあっても、実際には練習通りにはいかないこともあります。
コミニケーションとは相手があってのことですので、相手を知り興味を持ってコミュニケーションをすることは、コミュニケーションスキルをアップするのに、かなり有効な技法です。

うつ病やパニック障害、社会不安障害などで苦しんでいる方にとって、再就職や復職の為にも、

また、自信の回復にも効果があります。

実際のコミュニケーションもシナリオ通りにいかないことがたくさんあると思います。

健康な方でも上手くいかないことも多くあると思いますが、うつ病やパニック障害、社会不安障害などで苦しんでいる方なら

なおさら気になることと思います。

そんなときも今日のトレーニングを思い出して、就職や復職した新しい職場や元の職場でも実践して頂けたらと思います。