スタッフコラム

うつ病・適応障害等メンタルヘルス不全からの社会復帰に未来への「言語化トレーニング」

リファイン就労支援センターでは、自己理解・他者理解を深めながら社会復帰に必要なコミニュケーション力を高め、うつ病やパニック障害・適応障害等メンタルヘルス不全から回復して社会復帰を目指すプログラムを行っております。

あなたは、自分のことをどれだけ理解していますか?

本日は自己理解ワークとして、自分のプライベートにおいて、過去・現在の得意なこと、好きなこと、喜ばれたこと(スポーツが好き、料理が得意、片付け整理整頓が好き、おしゃべりが好き、DIYが得意など)を振り返り、書き出し、その項目を未来のビジネスシーンにも有効なスキルとして発揮している姿を具体的に想像してみる「言語化トレーニング」を行いました。まずは、個人ワークとしてシートに得意・好きな事を書き出しました。ご利用者様それぞれ回復度合いが違いますので、書き出すスピードは様々でしたが時間を多めにとり、ゆったりとした時間のなか個人ワークを進めました。その後、グループワークを通じて、ご利用者毎にシェア(自己開示)を行い、他ご利用者様から他者理解を得て、こんな可能性もあるかもしれないと未来に繋がるアドバイスをお互いに行い、固定観念や先入観に捕らわれない気づきを多く含んだプログラムとなりました。

利用者の皆さまの感想(一部)をご紹介します。

「自分の好きな事を書き出して、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。少しずつビジネスシーンのことをイメージ出来る様になってきたことが嬉しかったです」

「書き始めは、プライベートなことがビジネススキルに活かせるかどうか半信半疑でしたが、グループワークでの他者からのアドバイスがとても新鮮で、自分にも未来への可能性の拡がりがあることに勇気が出ました」

「一つの得意や好きな事がビジネススキルにも置き換えられるということの発想がとても斬新なことに感じられました。生きていく行動全てが無駄では無いことを実感しました」