スタッフコラム

うつ病やパニック障害の回復・改善のカウンセリング技法「コラージュ」

本日は「コラージュ」という手法を行いました。
「コラージュ」とは、雑誌の切り抜きや写真を組み合わせて、ひとつの作品を作っていく作業です。
これは、うつ病やパニック障害などで苦しんでいる方の回復・改善のためのカウンセリングにも有効な手法です。
今回は、「自分のなりたい未来」をテーマに、心にピンと来る写真を選んでいき、
好きなもの、ほしいもの、なりたい姿を作っていきました。
作業を通じて、ストレスの発散や、達成感、満足感を得られることができます。
さらには、自らが作った作品をみんなの前で発表することで、
他者と自分の違いや、自分への認を新たにすることもできます。
左脳で言葉やロジックだけで作るものではなく、
右脳を刺激し言葉にならない感覚や感情を絵や写真を使いながら表現していきます。
潜在意識を、写真というきっかけ(トリガー)を利用して、見えやすくすることで、
豊かな自己表現が始まります。
徐々に自分のこだわりが台紙に集まっていき、自分の好きなものやなりたいものが集まる作品になっていきます。
なかなか一人ではやらないことですが、リファイン就労支援センターの仲間同志が、
大勢集まって、作業すると、つくるだけでも楽しそうな雰囲気になりました。
のりを使って子供の頃のような、久しぶりの工作をしているようでした。
はじめから作品の全体像は分からなくても、ひとつずつ積み重ねていくことで作品ができていく過程自体を楽しめました。
自己表現による、癒しとコミュニケーションがとれるだけで表情が変わっていきました。
うつ病やメンタルヘルス不全に苦しむ方には癒しといても効果的です。