スタッフコラム

〜不安って何〜うつ病などメンタルヘルス不全の回復と社会復帰のためのダイアログ

リファイン就労支援センターでは、うつ病や適応障害などメンタルヘルス不全で苦しんでいるビジネスマン・サラリーマンの方の社会復帰の為に自己理解、他者理解を深めるプログラムを日々行い、そして以前よりも生き生きと幸せな人生を構築するお手伝いを目指しています。

あなたは、自分の「不安」の正体について考えたことがありますか?

本日は、認知と行動のプログラムの一環として「不安」について深掘りを行いました。

人間は、快をもたらす刺激には接近しようとしますが、不快をもたらす刺激からは遠ざかろうとする傾向があります。例えば、お腹がすいているときには食べ物を欲し、食べ物を得るための行動を行います。そして、食事によって欲求は満たされ、快の情動を経験します。情動とは、心理学用語で怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動きのことを言います。
一方、不快な情動には恐怖や不安があります。恐怖は何らかの刺激に対して防御する行動をした場合、一方、不安は、その情動を引き起こす対象が漠然としている場合の状態と言えます。簡単に言うと・恐怖は対象がある・不安は対象がないので、不安の正体を細分化して具体化し対応策を考えていく必要があります。

本日のプログラムは、自分の今の不安、不安が解消した場合の気持ち、不安の解消を邪魔しているものは何か、不安を解消するために今できる行動は何かをシートに書き出し、グループでシェアを行い、お互いにアドバイスを行いました。

不安を書き出すこと、人に話をすることで、気持ちも変化していきますが、具体的行動に落とし込むのには相応の覚悟と勇気も必要です。
リファイン就労支援センターでは、お一人おひとりの状態に寄り添いながら、社会復帰へのお手伝いを続けて参ります。