スタッフコラム

あなたの獏とした「不安」は?メンタルヘルス不全の回復と社会復帰のためのダイアログ

うつ病やパニック障害等メンタル不全の克服をサポートするリファイン就労支援センターでは、他者理解・自己理解を深め、コミニュケーション能力を高め、ビジネスマン、サラリーマンの方の再就職・復職等の社会復帰だけではなく、その後の人生をより豊かにするために必要なことを利用者の皆さまと一緒に考え、実現する為に必要なプログラムを日々行っております。

本日は、認知と行動のプログラムの一環として「不安」についてダイアログを行いました。

漠とした不安という言い方があるように、不安とは理由が分からない状態と言えます。
心理学辞典によれば、不安とは「自己価値を脅かすような破局や危険の漠然とした予感」です。
不安に似た言葉に「恐怖」がありますが、不安よりも恐怖のほうが、対象が明確で具体的です。人込みが怖い、動物が怖いと感じます。不安は、漠然と「暗い道を歩くのは不安」という使い方になります。端的にと例えるなら、恐怖には対象がある、不安は対象がないので、不安の正体を細分化して具体化し対応策を考えていく必要があります。

本日のプログラムは、自分の今の不安、不安が解消した場合の気持ち、不安の解消を邪魔しているものは何か、不安を解消するために今できる行動は何かをシートに書き出し、グループでシェアを行い、お互いにアドバイスを行いました。

不安を書き出すこと、人に話をすることで、気持ちも変化していきますが、具体的行動に落とし込むのには相応の覚悟と勇気も必要です。
リファイン就労支援センターでは、お一人おひとりの状態に寄り添いながら、スモールステップの実践で社会復帰へのお手伝いを続けて参ります。