スタッフコラム

うつ病やパニック障害・適応障害に有効なフォーカシング!

うつ病やパニック障害・適応障害などで苦しんでいる方は、自己内省する時間が増えて

自分のことをよく考えます。

ただ、一人で考えていると、辛くってしまうこともよくあります。

そこで、今回はグループワークで自己発見、自己探求を行いました。

具体的には、フォーカシングという手法を使ってのグループワークを行いました。

フォーカシングとは、「自己発見と自己探索の方法」で、問題状況やある出来事についてフェルトセンスを感じ、生活に前向きな変化を生み出すための手法です。

※フェルトセンスとは・・・・まだ言葉にならない何かを感じること

※フェルトセンスリテラシー・・・せわしなく流れる日常生活の型で、ちょっと一息立ち止まって自分の感覚を確かめるだけど、自分らしいあり方を取り戻すことができます。

今日はフォーカシング連詩にも取り組みました。

※フォーカシング連詩:連詩とは 他人の書いた語句を読み、そこから生まれるフェルトセンスを言葉にして繋げてゆき、一つ文章を作るものです。

テーマ 「仕事について」

素敵な文章が多数完成しましたが、1つご紹介です。

「憂鬱なことが多いけど、達成感もある」

「達成感とは何か?それは比較か?」

「達成感とは何かをやりとげた時の自己満足」

「満足すれば幸せになれるのか」

「たぶん幸せになれるはず」

「それは仕事が楽しいことが前提だよね」

「どうすれば仕事って楽しく感じられるのかなぁ」

利用者様からの感想も、

「自分への応援歌・メッセージに感じる」

「何となく文として形になっている」

「つながりたい、アクティブにしたいという思いが出ている」

など、言葉にならない思いを言葉にした感想が聞こえました。

連詩は集団の中で個人の感性を発揮でき、

また集団から自分の投げ込んだ感性が受容されると感じます。

自分自身も他者との係わりを認め受け入れていく体験は、まさに社会の縮図です。

楽しみながら共同作業を実感できることで、社会の中での自分に自信を持つ体験となりますので、うつ病やパニック障害・適応障害などで苦しんでいる方の回復・改善にとても有効です。