うつ病を克服して再就職・転職・復職したリファイン就労支援センター卒業生!
リファイン就労センターには、時々、
就職、再就職、復職された卒業生がお見えになります。
うつ病やパニック障害・適応障害から回復し、
様々な学習やグループワークを通して、生活習慣、認知、行動を改善し、
就業トレーニングや、就職(復職準備)活動を経て、
見事に社会復帰された卒業生が訪ねて来られました。
訪ねて来られたのには、2つ理由があるそうです。
一つは、再開直後に飛ばし過ぎないように自ら休息をとるため。
もう一つは、自分が卒業した後の「リファインの風土*」が心配で(笑)とのこと。
*卒業時のスピーチで、
「リファインの風土を創っているのは我々(利用者)自身。自信をもって」と
メッセージを残されました。
卒業後、仕事を再開されてからのお話を伺いました。
Q.最初の一週間、勤務した後に感じたことは何ですか?
とにかくカラダが疲れました。
一週間働くというのは本当に体力がいるのだということを改めて感じました。
それは、リファインでの毎日のプログラムや、就労トレーニングでのものとは、
異なるものです。
●予想していたことと、違うことはありましたか?
仕事のスピード感です。
ものごとを議論する、決める、行動するスピードを久しぶりに味わいました。
また、リファインのプログラムには、規則正しいリズムがありましたが、
卒業後は、自分でリズムを作らないといけないんですよね。
一時間に一度休憩をしたり、リファインで学んだストレッチなどを取り入れています。
●具体的にリファインのプログラムが、職場で生かされたケースはありますか。
それが、、、あるんですよ!(笑)
例えば、自分で自分を整理した「取扱説明書」
これからの人生で大切にする軸を決めたので
例えば仕事上、何となくやりたくないなあと感じることがあっても
その軸に照らしあわせて、納得した上で取り組めるようになりました。
リフレーミングやアサーションの考え方、スキルも生きています。
今は、学んだことを使って
自分のチームのマネジメントに活かしたいと思っています。
自分のメンバーには、たくさん話をしてもらいたいです。
思考や認知の歪みとは、今も日々闘っています。
卒業したからといって、常にうまく出来るわけではなく
気づくことができるようになったことが大きいです。
すぐに行動を変えられないこともありますが、
今もトレーニングを続けています。
利用者の皆さんから頂いた感想を幾つかご紹介します。
「ご自分の思考のクセを理解し、病気を再発しないための工夫や努力を実践
されていて、素晴しいと思いました。見習いたい」
「リファインで学んだことをすぐに職場で実践されていることに驚きました」
「体力が必要なこと、スピード感にギャップを感じていること、
認知の歪みを自覚していること、リフレーミングのトレーニングを続けていること
など、生の声を聞けて、自分もトレーニングを続けたいと思いました」
「認知を変え、行動を変えられる人になるには、
自分の軸を定めて、生き方を整理する必要があると感じました」