スタッフコラム

うつ病・適応障害等のメンタルヘルス不全からの回復に必要なルーティン「感情日記」

リファイン就労支援センターでは様々なプログラムを通して、うつ病・パニック障害・適応障害等のメンタル不全からの回復と社会復帰をサポートしています。日々のルーティンとして行っているプログラムとして、朝はラジオ体操で自分の身体に気づく、視覚機能トレーニングで脳を刺激する、瞑想で自分の気持ちに向き合い、一日の終わりのプログラムとして認知行動療法のコラム法をベースにした「感情日記」で日々の出来事に対する感情を書き出しグループでシェアを行っています。メンタルヘルス不全になると、気持ちの落ち込みから悲観的なものの見方に支配されてしまいがちです。コラム法は自分の考えや判断がどの程度現実にそっているかを、紙に書き出しながらチェックしていく手法で、リファイン就労支援センターの「感情日記」は、「状況」「気分」「自動思考」「別の考え」「結果」の5つのコラムで構成されています。

➀「状況」悲しい気持ちや焦り、なにか困ったことが起きたときの状況を書き出します。

➁「気分」そのとき自分かどのように感じたかを書きます。悲しい、不安だ、困った、焦った、うれしい、満足だ、といったさまざまな感情を、短いことばで書き込みます。あわせて、そのときの感情が何%にあたるかも書いておきます。

➂「自動思考」コラム➁「気分」で記入した考え方のクセ、自動思考を記入します。自動思考のチェック内容としては、
以下の項目等を確認します。
・根拠のない決め付け
・白黒思考 :全か無か思考
・過大評価・過小評価 :自分の能力に対する過度な自己評価
・べき思考 :~するべきだ、という思考

➃「別の考え」リフレーミングや周囲からのアドバイスで別の可能性を探り、柔軟で現実的な思考を書き出します。

➄「結果」、コラム➁に記入した感情に変化があったか、振り返り、それぞれ%で評価します。 別の考えで気持ちが楽になっていれば、次に同じ状況になった時に新たな考え方を取り入れることができます。

リファイン就労支援センターでは「認知行動療法」をベースにした実践的プログラムで、ビジネスマン・サラリーマンのメンタルヘルス不全からの回復と社会復帰のお手伝いをさせて頂きます。