スタッフコラム

うつ病・適応障害等のメンタルヘルス不全からの回復にコントロールする「不安」

リファイン就労支援センターでは、うつ病やパニック障害・適応障害等メンタルヘルス不全の方の回復・改善に効果のある「認知行動療法」をベースに開発したプログラムを行っています。「認知行動療法」とは、人の認知(ものごとに対するとらえ方)を修正することで、気分や行動を変化させようという治療法になります。人は誰もが認知にかたよりを持っています。例えば、水が半分入っているがコップを見た場合「ああ良かった!まだ半分も残っている」と認知する人もいれば、「ああもう半分しか残っていない!」と認知する人もいると思います。このように、同じ物事に対しても、そのとらえ方というのは人によって異なるものです。

今回のプログラムは、「不安のメカニズム」について深掘りを行いました。ストレスの根本とは「分らないこと」と定義することが出来ます。もやもやとした不安感は、まずは自分で気付かないと対応ができません。不安感を具体的に言語化してみたり、信頼できる場で人に話してみることで整理され、感情を変えることは難しいですが、認知を変えることで解消の糸口へとつながることがあります。
今回のプログラムは、以下4つの項目を言語化しました。

➀ あなたが「不安」に思う事は何ですか?
➁その「不安」が解消されたらどうなりますか?
➂「不安」が解消されることを邪魔している事は何でしょうか?
➃「不安」を解消するために、行動できることは何でしょうか?

認知をすぐに変化させることは、難しいことですが、諦めることでもありません。繰り返しのプログラムを行うことで、より豊かな人生の構築のお手伝いをリファイン就労支援センターでは行ってまいります。