うつ病・適応障害等のメンタルヘルス不全からの回復に試す「ワーキングメモリー」
うつ病や適応障害等メンタル不全の克服をサポートするリファイン就労支援センターでは、ビジネスマン、サラリーマンの方の再就職・復職等の社会復帰だけではなく、その後の人生をより豊かにするために必要なことを利用者の皆さまと一緒に考え、実現する為に必要なプログラムを日々行っております。
本日はご利用者様毎の「ワーキングメモリー」を試すワークを行いました。
「ワーキングメモリー(作業記憶)」とは、短い時間に情報を保持し同時に処理する能力で、暗算や会話、想像的な思考能力等に影響します。状況を瞬時に一時記憶して、それを活用しながら行動しているとき、この「ワーキングメモリ」がフル活動している状態であると言えます。具体的使う生活の場面としては、おつりの計算など、数を頭の中に描きながら計算しなくてはならないときや、人と会話する際にも、会話の内容を理解しながら次の言葉を発するという動作は「ワーキングメモリ」の活動なくしては成り立ちません。
本日のワークは、関係の無い単語を5個並べて、単語と順序を頭の中で覚えて頂き、その後、野菜の名前を20種類書き出して、最初に覚えた5個の単語を並び順から思い出して頂き、ご利用者様毎の「ワーキングメモリー」を試す体験をして頂きました。
利用者の皆さまの感想(一部)をご紹介します。
「自分の記憶力の無さに唖然としましたが、楽しくワークに取り組むことができました。家庭でも家族を巻き込んで試してみたいと思いました」
「このところ記憶力が落ちていると実感しました。短い時間で多くのことを記憶するには、情景や映像に置きかえたり、ストーリーにして覚えていく工夫が必要だと思いました」