スタッフコラム

思考のクセが見えてくる「感情日記を振返る」うつ病・双極Ⅱ型・不安障害・適応障害等メンタルヘルス不調からの回復への大きな一歩!

うつ病やパニック障害等メンタル不調の克服をサポートするリファイン就労支援センターでは、他者理解・自己理解を深めてコミニュケーション能力を高め、ビジネスマン、サラリーマンの方の再就職・復職等の社会復帰だけではなく、その後の人生をより豊かにするために必要なことを利用者の皆さまと一緒に考え、実現する為に必要なプログラムを日々行っております。

日々のルーティンとして行っているプログラムとして、朝はラジオ体操で自分の身体に気づく、視覚機能トレーニングで脳を刺激する、リラクゼーションで自分の気持ちに向き合い、一日の終わりのプログラムとして認知行動療法のコラム法をベースにした「感情日記」で日々の出来事に対する感情を書き出しグループでシェアを行っています。
メンタルヘルス不調になると、気持ちの落ち込みから悲観的なものの見方に支配されてしまいがちです。コラム法は自分の考えや判断がどの程度現実にそっているかを、紙に書き出しながらチェックしていく手法で、リファイン就労支援センターの「感情日記」は、「状況」「気分」「自動思考」「別の考え」「結果」の5つで構成されています。

本日のプログラムは、ご利用されてからの「感情日記」をご利用者様毎に配布して、通所始めから現在迄を振り返りました。 振り返りを続けているうちに、自分のパターンが浮き上がってくることがあります。そして、自分の思考のクセにも気が付くことができます。例えば、出来ていないことや、上手くいかなかったこと、マイナスのほうに目が向きがちであれば、そこが自分自身に向き合う課題かもしれませんし、プラスのこと、よかったことに多く意識が向いているようであれば、ひょっとすると課題や問題に気が付いていないということかもしれません。

各自で振り返り、その後、グループワークでシェアを行う事で、他の利用者様の捉え方を知り、自分にあった新しい思考のフレームを取り入れる事につながります。自己開示、他者理解、自己理解を深め、自分の変化を感じ取り、社会復帰に向けて新たな気づきに繋りました。

リファイン就労支援センターは、ご利用者様、お一人おひとりに寄り添いながら、ルーティン化したプログラムでメンタルヘルス不調からの社会復帰へのお手伝いを続けてまいります。