スタッフコラム

うつ病やパニック障害を克服するライフチャート!

今日はライフチャートというツールをつかって、

自分の物語を語るというワークをしました。

ライフチャートは、自分の人生の上がり下がりを可視化したグラフのことで、

 人生の満足度が高いときに、グラフの上側、

 人生の満足度が低いときに、グラフの下側に来るように、グラフを書きます。

 生まれてからこれまでの自分の人生に起こっていることを振り返り、

 そして、それをまわりのグループの皆さんに発表するというグループワークでした。

 ライフチャートを書くときは、

 自分の人生の山谷を客観的に見ることが出来ます。

これは、うつ病やパニック障害などで苦しんでいる方の回復・改善に効果があります。

 そして、そのライフチャートを元に、ストーリーテリングを行いました。

 自分の人生の物語を語る、というテーマで、10分間自分のストーリーを語ります。

 普段、自分の人生について話すことも貴重な体験ですが、

 10分間、一生懸命聞いてくれる人がいるということは、稀なことです。

 利用者様からの感想も様々でした。

 初めて自分の人生を俯瞰してみました。

うつ病やパニック障害が発症して、 とても辛い体験はあったけど、全部を乗り越えて今があるんですね。

 みんな違う人生を体験しているけれど、

 そこで感じている感情はとっても共感ができる。

 こんなに自分のことを赤裸々に話したのは初めてです。

 恥ずかしかったけど、言ってみて気持ちがすっきりしました。

 これまで、強くなければならないと思っていましたが、

 弱い自分を出してもいいんだと思いました。

 強い自分を見せなければと、自分を仮面で覆うのではなく、

 弱さも含めてありのままの自分を出せる勇気が、その人を強くするのだと感じます。

 もちろん言いたくないことは言わなくていいですと伝えていましたが、

 利用者様は進んで自己開示をしていただきました。

 なかなか自分の個人的なことを話すのはハードルの高いことですが、

 その勇気に、聞いているまわりも感動を覚えました。

 年齢も、性別も、職種も、出身地もバラバラの人たちが、

 たまたまテーブルを共にしたことで、自分の人生を語っているその姿が、

 とても印象的でした。

 うつ病やパニック障害で苦しんでいる方の回復・改善には、話すこと、聞くことで、自分の認知に変化が起きていることを

感じることは重要だと感じました。