スタッフコラム

パニック障害について①

パニック障害についてお話させていただきます。
パニック障害とは、『パニックになる』という意味ではなく、めまい、動悸、息切れ、呼吸困難といったような、
身体症状が現れる病気です。
呼吸の異常や心拍数の異常が認められる場合があります。
人によっては、このまま死んでしまうのではないかと感じる人もいます。
以前は心の病と捉えられていることが多かったのですが、
現在の医学では脳の機能障害と考えるようになってきています。
身体症状はめまい、動悸、息切れ、呼吸困難といった症状だけではなく様々な症状として現れます。
めまい、動悸、息切れというと働き盛りのビジネスマンの方なら「ちょっと、疲れているのかな?」
「ストレスが溜まっているのかな」とか中高年に差し掛かった方なら「更年期障害かな?」と考えてしまいがちですが、
身体の症状となって現れているサインだったりします。
また、パニック障害と診断された方の実に半数以上の方がうつ病に罹ったことがあったり、併発したりすると言われています。
例えば仕事で外出中に身体症状が現れると、「今度また同じようになったらどうしよう?」とか
「あの場所で症状が起こったのであの場所が怖い」
と思うと余計に辛くなってしまいますよね。
パニック障害の回復にはうつ病と同じ様に、様々な方法があると思います。
次回は、パニック障害でお悩みの方の具体的な治療の仕方と社会復帰のお手伝いについて
お話しをさせていただ頂きます。