卒業生の声(リワーク/転職)

K.Nさん(20代:男性)

私がメンタルヘルス不全になった原因は、自己肯定感がどんどん低くなっていき、
自分を責め続けてしまったことにありました。

元々負けず嫌いで心配性だった私は、少しのミスで自分を責め続け、他人と比べて落ち込み、
自分に自信が持てなくなりました。何をしても否定的な考えになり、このままではいけないと
初めてメンタルクリニックへ。そこで適応障害と診断されました。

リファインに決めたきっかけは、「とことん自分に向き合えるプログラム」と
「和気あいあいとした雰囲気」でした。

実は他の就労支援施設も見学していたのですが、そこが圧倒的に違い、
「リファインでなら自分は元気に社会復帰出来るのでは」と感じました。

プログラムでは自分の歪んだ認知を直す「リフレーミング」というものがあります。
例えば不安に感じることがあっても、その見方を変えることで、自分の思い過ごしや勘違いであることに気づくことができます。
少しのミスで自分を責めていた私は、自分の思い込みで無意味に自分を責めることはなくなりました。

「他人と比べる」という行為も、そのリフレーミングにより見方を変えることができました。
「他人と比べる」ことをポジティブに捉えると、「他の人の良いことろが見える」「向上心がある証拠」など、
決して悪いことではないんだと自覚することができました。

次に、リファインの「利用者の方同士の和気あいあいとした雰囲気」も通所を決めるきっかけになりました。
初めて見学に来た私にも気さくに話しかけてくださり、ワークでは分からないところを的確に教えてくださいました。

スタッフの方も含め利用者の方同士非常に仲が良く、笑い声に溢れ、
正直「とてもメンタル不全を抱えている人たちとは思えない!」
と感じたことを覚えております。
そのくらい良い雰囲気で、通所する目的として「皆さんに会ってお喋りがしたい」ということも半分ほどあったかもしれません。

家族や仲の良い友人でも、中々メンタルヘルス不全の事は正確に伝えられない、ということがあると思います。
私も「気を使ってもらったら申し訳ない」という気持ちで、中々他人にメンタルヘルス不全のことは相談できませんでした。
1人で悩んでいては、中々解決することが難しいかもしれません。
しかしリファインでは同じような症状を抱えていらっしゃる方同士、自然と相談することができるため、心強い助けとなるのではないでしょうか。

ある程度復調の兆しが見えたころ、次のステップとして就職活動を行いました。
まずは自身のキャリアの棚卸から始めたのですが、私は今までの職務経歴に自信が無く、
「これでは面接で自己PRができない」と悩んでいましたが、
スタッフの方との面談で、自身のキャリアについて再発見することが多く、自信を持つことができました。
その際に、履歴書や職務経歴書の書き方についてもアドバイスを頂き、非常に助かりました。

また、書類が通らない、面接が上手くいかない、と落ち込むことが多かったのですが、
具体的なアドバイスや励ましの言葉など、ここでもスタッフの方と利用者の方々に助けられました。

1人で就職活動をしていると、どうしても迷ったり落ち込むことがあると思います。
しかもそれは相談し辛いことですが、リファインでは周囲の方々のご協力もあり、
第一志望の企業に合格することができました。

今後はリファインで学んだことを活かし、再発することがないように人生を送っていきたいと思います。
社会復帰できたことも、リファインのおかげです。