卒業生の声(リワーク/転職)

K.Mさん(40代:女性)

私が初めてリファインを訪ねた日から2年以上が経ちました。
当初はどんな所なのか見学だけでもさせてもらおうと軽い気持ちで伺ったのですが、気づけばリファインは私にとって、大切な学びの場であり、心を許せる仲間との出会いの場になっていました。
そして三日坊主の私が毎日リファインに通所し続け、無事に卒業できたのは、沢山の「お陰様」があったからでした。
井田代表はじめリファインのスタッフの方々や共に学んだ通所者の方々からの励ましや心配り、的確なアドバイス、そしてずっと傍で応援し続けてくれた家族の存在。そうした沢山のお陰様にあらためて感謝しながら、今この振り返りの文章を書いています。

私がリファインに通所し始めて数か月後、最初に気づいた大きな変化があります。
「あれ。私、最近泣いてないなぁ…。」
リファインに通所する前の私は長年のメンタルヘルス不全に関わる様々な苦しみに耐えきれず、時折、号泣することがありました。ふいに大きな悲しみや先々の不安に襲われては、涙が一気にあふれてきてどうにも止められませんでした。
そんな私がリファインに通所し始めてからは不思議と泣くことはありませんでした。もちろん通所中にも様々な迷いや悩み、先々の不安は変わらずにありました。それでも以前のように急に号泣するようなことがなくなったのはなぜか。
それは、あるがままの自分に○×をつけずにそのまま素直に見つめる自分が、リファインで少しずつ育っていたからでした。
リファインのワークはどれも実践的で様々な種類のものがありますが、ベースになっているもののひとつに「リフレーミング」と呼ばれるワークがあります。一見ネガティブに見える出来事を別の視点で眺めてみることで、不快な感情を減らすというトレーニングです。
このリフレーミングを日々、リファインで実践していくことで、少しずつ、でも確実に私の「リフレーミング筋」は強くなっていきました。
結果、物事を様々な視点で見ることが習慣となり、自分の短所だと思っていた部分に対しても、それまでとは違った見方ができるようになりました。そのことでやっと、あるがままの自分を受容できる心のゆとりや穏やかさが生まれたのだと思います。

また、臨床心理士の松島先生の定期的なカウンセリングのお陰で、自分のその時々に取り組むべき課題が明確となり、その課題に勇気を持ってチャレンジしていく中で一歩ずつ前進している実感が掴めたことも大きな自信となりました。
そして、ありのままの自分の心情を毎回丁寧に聴いて下さる松島先生の傾聴力に触れるうち、自分自身が自分にとって一番のカウンセラーになることこそ何より大切なことなのだと気づかされました。
自分の心と体の声にできるだけ丁寧に耳を傾けること。それは他者に対する思いやりや優しさにも繋がっていくものだと思います。

現在、リファインを卒業して3か月が経ちましたが、通所中に重ねていった多くの学びは、漢方薬的にじわじわと確実に効いている実感があります。きっとこれからの人生においても、私の自己治癒力を底上げし続けてくれるのではないでしょうか。
そして、リファインで知り合えた大切な仲間たちとのプライスレスなご縁に感謝しつつ、これからも共に励まし合い、学び合いながら、笑顔の多い毎日を過ごしていきたいと思っています。