卒業生の声(リワーク/転職)

R.E.さん(30代:女性)

新卒から入った会社で2度目の休職中に主治医からリファインを紹介してもらいました。
リワークが復職の条件だったわけではありませんでしたが、コミュニケーションスキルに自信がなかったため、何かしら学ぶことはあるだろうと期待して通所を決めました。

私はASDの特性を持っていて、想像力の弱さが特性の一つとしてあります。
面談の中で井田代表からご指摘があり、その時初めて気がつくことが出来ました。
長年お世話になっていた主治医からもそのようなことは一度も言われませんでした。
驚きとともに、大変納得感がありました。
発達障害傾向は誰しもが多かれ少なかれ持っているものであり、社会や組織に適応していくのに苦労している人はおそらく程度の問題で持っているものだと思います。職場や会社、タスクや人間関係の要求水準でも変わると思います。

大事なのは、特性を十分理解して自身の個性として受け入れた上で、もっと生きやすくするための考えや行動を知ることです。
私には出来ないこともあるけれど、出来ることもたくさんあるのだと気付かされました。
マルチタスクは苦手だけれど、虫の目を活かして丁寧に仕事を仕上げるという強みを持っています。
遠慮して人に質問したり相談するのは苦手だったけれど、素直さを活かしてリファインで学んだ通りに分からないことは即座に聞くことを実践しています。周りに頼った方が一人で頑張らなくても良いので楽です。

このように、自分の弱さも強さも向き合い方も丸ごとリファインで学んでトレーニングする場があります。
似たような経験や思いを持った仲間がたくさんいます。
人は見た目によらずです。すごくしっかりして見える人が意外な弱さを持っていたりします。
ちょっと頼りなそうな人が意外な強さを持っていたりします。
グループワークではお互いに思いを吐き出して、共感したり慰めたりアドバイスしたり一緒になって解決策を考えたりします。仲間との交流を通じて、刺激を受けたり勇気を貰ったり感動したり、色々な経験が出来ます。

また、困った時や迷った時にはスタッフから違った視点でアドバイスを貰えます。
自分の考えと合わないことを言われ戸惑うことも少なからずあると思います。
納得できるまでとことん話し合うのか、ひとまず実践するのか、色々な受け止め方があると思いますが、
それは自分次第でありどんな結果が出るかは楽しめばいいと思います。
そんなことも繰り返して少しずつ適応力を上げていくことが出来ました。

リファインで様々な人との出会いや交流を通じて、そして自分ととことん向き合った結果、もっと楽で自分らしく過ごせることが可能になりました。
新しい職場でも引き続き実践して、働きながらでも楽しく自分らしく生きることが出来るのだと思います。
この場を借りて、お世話になりました井田代表、各センター長、スタッフの方々に改めて御礼申し上げたいと思います。
お陰様で成長することが出来ました。ありがとうございました。