専門家の声

専門家の声

ペディ汐留こころとからだのクリニック 院長 岩谷泰志

心身の健康を損なった時、診療所は治療として対応するが、症状軽快後の社会参加スキルの習得は治療範疇ではない。よって次に必要になるのが適応スキル向上のトレーニングである。そのためには自分の特性を深い水準まで掘り下げて理解し、その上で必要なトレーニングをしっかりと行う事が重要である。リファイン就労支援センターは開設以来、通り一遍のプログラムでは培われないスキルが習得できる事を証明してきた。特にビジネス・パーソンに対しては職場への適応に関する知見の豊富さがあり、私も含めた精神科主治医との密な連携、本人を取り囲む家族、事業所、産業医その他様々な多職種へのアプローチなど、統合的なサポートを実現している。この結果、我々臨床医にとっても心強いパートナーとなっています。

ペディ汐留こころとからだのクリニック

秋葉原メンタルクリニック 院長 安藤智道

アメリカで出版されている最新のメンタル科のリハビリテーションの教科書の中で「メンタル科のリハビリテーションをすることは、病気による“問題点”を治すというだけではなく、人生の中で成長を遂げ、強さを構築し、個人の努力を補強するきっかけとなることです。」と言われています。 (PsychiatricRehabilitation; 2013, Carlos W. Pratt 他より安藤訳)
リファイン就労支援センターのリファインプログラムはまさにこの目的のために最善の方法の1つだと考えています。就労という結果を求める事も当然ですが、それにプラスアルファして利用者のみなさんが成長し、強さを身につける。そういう努力をサポートするリファイン就労支援センターのリファインプログラムが1人でも多くのメンタル疾患で悩んでいる方の助けとなるよう、私たちのクリニックも応援しています。

秋葉原メンタルクリニック

浜松町メンタルクリニック 院長 加藤高裕

この先に何があるのか不安なときに、リファイン就労支援センターを訪れると良いとおもいます。「職場は本番、ここでリハーサル」と思っていただくとよいでしょう。リハーサルを重ねずにいきなり本番に出演したい気持ちはわからないこともありませんが、一度、立ち止まって自分の個性を知り、それを磨いたり、克服してみたりするトレーニング期間をつくるのはいかがでしょうか。ひとりで乗り越えなければならないことを、メンバーやスタッフと乗り越えていくことが、よい経験になり、大きな「舞台」に立てる自信につながります。ここを通所した人から、たくさんのセッションの御報告をいただき、多くの成長を見届ける機会をいただいております。人はいくつになっても成長は可能ですから、大切な時期に、素晴らしい稽古場で学びをすることをお勧めいたします。

浜松町メンタルクリニック

 

立石駅前 かが内科クリニック 院長 利 修治

現代のストレス社会でうつ病が増加しています。疾患別に休業率を見るとこの20年、がんや消化器疾患、循環器疾患での休業率はほとんど変化がないのに対し、うつ病を含む精神障害による休業率は2倍に上昇しています。WHOは各疾患による経済的損失をまとめた報告の中で、うつ病による経済損失が2030年には第1位になると予想しており、がん、虚血性心疾患、交通事故などより社会に与える影響が大きいとしています。うつ病は個人の問題としてだけでなく、社会全体の問題としてとらえる必要があるのです。また、うつ病とひとくくりにしていますが、非定型うつや新型うつなどの言葉があるようにその症状の現れ方は多様であり、その人それぞれにあわせた治療や指導が必要になる病気でもあります。私どもの内科クリニックでも、多くのうつ病患者さんが通院しており症状に応じて精神科医に紹介したり、薬物治療を行ったりしています。うつ病は極めて再発 (再燃)が起こりやすい疾患であり、社会生活に十分適応していけるようにするためにはやはり薬物療法のみでは不十分です。
このたび、リファイン就労支援センターが開設され、うつ病をはじめ心の病気を持つ方の立場に立った就労支援サービスが行われることになったことは、ほんとうに朗報です。私どものクリニックはリファイン就労支援センターと協力し、職場復帰(リワーク)を応援してまいりますので、相談においで下さい。

立石駅前 かが内科クリニック

産業カウンセラー/キャリアカウンセラー 住田曉弘

■国家資格2級キャリアコンサルティング技能士
■産業カウンセラー
■G-CDF-Japanキャリアカウンセラー

産業カウンセラーとしてまた、キャリアカウンセラーとしてうつの方の就職支援の仕事に携わってきた経験から、うつの方の就職活動や就職にて、実際に問題になっていることは「自分自身がなにをしたいのか、整理ができていない。」また、「自分が何ができるかわからない。」という人が多いと思います。その結果、なかなか就職出来ない人や誰かの紹介で就職したり、または元の会社に復職しても、再発して仕事が続かないことが問題だと思います。
ではどうすれば良いかと言うと、しっかりと機能を回復するプログラムを受けることが大切だと思います。「急がば回れ」ではないですが、焦らずにしっかりと回復してから本来の自分の力を発揮したら良いと思います。リファインプログラムのように、ひとりではなくグループワークを通して機能の回復・改善をしていくことも大切です。

臨床心理士 松島 雅美

臨床心理士 松島 雅美

うつは適切な時期に、適切なケアを行えば治るものであるにもかかわらず、日本の現状ではケアを十分に行わず復帰するケースが多いため、30~50%の成功率と言われております。臨床心理士として、30,000人超のカウンセリング経験を生かし、復帰後を見据えた正しい病気理解と、社会実践につながるプログラムを構築いたしました。

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