卒業生の声(リワーク/転職)

M.Cさん(40代:男性)

私がリファインで過ごした日々を、自分の心の動きや気持ちの変化に沿ってまとめてみました。
プログラムを受けてみようかと迷っている方の参考になれば幸いです。

■6ヶ月前
緊張と不安。自宅を時間に余裕を持って出る。目的地は、上野にあるリファイン就労支援センター。今日は、就労支援プログラム見学でアポを取った日だ。心臓の早まる鼓動を感じながら、エレベーターの3Fのボタンを押す。3Fのエレベーターホールでは、緊張がMax。恐る恐る、施設のドアを開ける。目に飛び込んできたのは、整然と並べられた机と椅子。そして、和やかな雰囲気で談笑する人々。イメージしていたものと違う。スタッフとおぼしき方に声をかけ、就労支援プログラムの説明を受ける。右も左も分からぬまま、プログラムを体験。めまぐるしい1日に疲れはMax。

■5ヵ月前
就労支援プログラムの体験3日間を経て、正式に通所を開始。いきなり月曜日~金曜日の10:00~16:00のスケジュール。当面の目標は、毎日通所することで生活のリズムを取り戻すこと。難しいことは考えない。とにかく通おう。

■4ヶ月前
自分と他人との違いを受け入れる。プログラムにも慣れ、自己理解、他社理解が出来つつある。今までの自分は、自分の「ものさし」(価値観、判断基準)を他人に無理やり押し付け、イライラしたりストレスを抱え込んでいたんだなぁ。認知を変える事、自分の行動を変えることの大切さを肌で感じつつある。通所する事にもなれ、プログラムを訓練と思いつつも楽しんでいる。

■3ヶ月前
プログラムの目的をより深く理解し取り組めている。正直なところ、プログラムへ取組むのが面倒な時もあった。そんな山谷を越えて、今は自分を客観的に見つめられる時もある。以前よりも、自分の気持ちに余裕を持てている。集中する時と、流す時を上手く使い分けられているようだ。やっぱり、オンオフの切替って大切。ストレス軽減に直結するからね。

■2ヶ月前
自分の生き方の再構築。病気を再発させないために避けては通れない道。でも、過去の自分と向き合うのって苦しい。これからどんな生き方をしていけば、病気を再発させないで済むのかまだ分からない。上っ面だけの再構築ではだめだ。自分が本当に納得できる生き方を見つけるんだ。今までの自分も認めてあげて、さらに「かっこいい自分」を見つけるのって苦しい。でも、病気に向き合えるのは自分だけ。もちろん、リファインのスタッフの皆さんの助けも借りるけどね。

■1ヵ月前
やっと自分の新しい生き方を見つけた。ついにやった。自分の奥底に封じ込めていたものを解き放てた感じ。なんだかとってもスッキリ。自分で自分を苦しめていたんだなぁ、あらためてそう思う。認知を変え、行動を変えられるのは自分。リファインのスタッフの皆さんも助けてくれたけど、最後は自分で気づいて、自分で変える。これが大切。プログラムの総仕上げとして、就労トレーニング(リファイン就労支援センターの趣旨に賛同いただいている会社で2週間就業し、自分のストレスをどれだけコントロールできるようになっているかをチェックする機会)にチャレンジ。

■卒業
達成感と自信。就労トレーニングを無事終えた。ストレスのコントロールもできている。リファインで過ごした日々は、長いようにも思えるが、終わってしまえばあっという間。病気を再発させないために、様々なことを身につけた。認知を変える、行動を変える。まだまだ実践経験が不足しているけれど、それは復職してからすればいいや。再構築した自分らしい生き方を胸に、来週から職場復帰だ。これまでも何とかなってきたし、これからだってなんとかなるさ。