卒業生の声(リワーク/転職)
- ホーム
- 卒業生の声(リワーク/転職)
- T.Hさん(40代:男性)
T.Hさん(40代:男性)
私は2007年に発症して以来、今回が4回目の再発となります。
これまでの療養では、出勤リハーサルやジョギング/筋力トレーニングによる
体力回復、図書館での読書といった自分で作成したプログラムを実施してきました。
主治医の紹介で、当センターは主治医や職場との連携をフレキシブルに対応していただけ、
また、第三者の立場で体調や感情心理をモニタリング/評価していただけることで
自分の回復状況をより客観的に捉えることができると思い、利用を決めました。
ここでのプログラムの内容は多岐に渡りますが、
今回、利用して自分に大変役に立ったのが次の3点です。
1.人と会話することができる。同じ社会人として、
同じような悩みを共有でき参考となる。
2.今までは、うつはこころの病気であり、体調が回復し気合が入れば治るものと
思っていたが、脳の病気であると気付かせてくれる。
3.認知行動療法/コミュニケーションスキルといった知識がいろいろな形で
グループワークに取り込まれており、より実践的なストレス対処法を
考えるきっかけを与えてくれる。
リファインに入所して9ヶ月。当初は、ここでの知識取得、
グループワークを通じて、順調に回復軌道に乗っていました。
しかし、主治医から、「今回4回目。今後絶対、再発させないように念には念を入れて取り組むこと。
また、この機会を逃し、職場復帰してからは受けづらくなるので、
脳の精密検査/心理検査を受けること。」と言われ、
今まで順調に行っていた所に挫折感/徒労感を味わいました。
検査日が数ヶ月に渡り確定しなかったり、
また、職場との連絡もなかなか取れなかったりと、
イライラや困惑、不安に苛まれました。
そこで、この揺れ動く感情を治め、安定を維持するために、
自身で「安定したリズムで生活する」ということに定めました。
それは、リファインに毎日通所し、プログラムをきちんと受けるということです。
この目標を達成し、自分を褒めることにより、感情の安定を保ちました。
また、リファインには同じ病を抱える人がたくさんいます。
会話やグループワークで、自分の思いに共感をしてくれたり、
いろいろなアドバイスをくれる人がいます。
それも感情を安定に保つ非常に大きな支えとなりました。
このような場、仲間がいる環境できちんとプログラムを受け、
それを自分のものとして知識を身につけ、
グループワークを通じてトレーニングし、それを体得する。
そうして、自分の生き方を模索し、考え抜いて確立する。
それができるところがリファインだと思っています。
今、自分で確立した生き方を日々意識して実践することで、
物事の捉え方、考え方、行動が変わったということが実感できています。
再生のスタート地点に立った今、これを復帰する職場でも、
また更に今後の人生でも実践していきたいと思います。