卒業生の声(リワーク/転職)

S.Iさん(40代:男性)

競争社会からの挫折、過度の他者比較の苦しみ。
「何で自分だけがこんなに辛い思いをしているのだろう?この世は不平等だ。」
自分自身の不甲斐なさと会社への不満を抱きながら、主治医と会社の方針に従い、リファインの門を叩いた。

 当初、ここは自分の来るべき場所ではない、ここでは自分は変われないとの思い込みから、身も入らず、受動的に来て帰るを繰り返した。そのうち、徐々に同じような境遇、悩みを持つ仲間と話ができるようになったことがきっかけとなり、このままでは何も変わらない、同じことをまた繰り返すと気付き、まずはリファインのスタッフ、仲間達を信用、信頼することから始めようと心を入れ替えた。

 色々なリファインプログラム、スタッフとの対話、カウンセリングや仲間との雑談から自己理解を深め、徐々に歪んだ自分から本来の自分を取り戻している実感が沸いてきた。

リファインに通所している間、自分の幸せは今いる職場では得られないとの結論に達し、離職して転職をする、人生の大きな決断をした。この決断もリファインに通所することなく一人きりだったらできなかっただろう。そして元の職場に戻ったとしてもまた再発していたに違いない。離職、転職を決意できたのは、スタッフや仲間のサポートが得られることに他ならない。

自分はもう一人ではない。支えてくれる、病気を理解してくれる、相談できる、心強いスタッフ、仲間がいる。そう思えたことで転職活動にも前向きに取り組めた。

最後に、人との繋がりは大きな財産です。人と話すことが私の大きな薬となったことは
間違いありません。

 人間は一人では生きられない。そう実感したリファインでの生活でした。