卒業生の声(リワーク/転職)

T.Yさん(40代:女性)

リファインを知ったのは主治医からの紹介でした。
うつ病になってからの期間は長く、離職後一番ひどい時期は過ぎたものの就労にはまだまだ不安のある状態の時です。

実は以前にも別のリワーク施設を紹介されたことがあるのですが、「どうもここは違う」という思いが立ち決めることができず、そのままになっていたのです。

まず生活リズムを整えるために通おう、それが私の最初の動機でした。
グループワークの有用性については皆さんもお書きになっていることですが、同じようにメンタルヘルス不全を起こしている方々と一緒に何かをするということは、私にとっては今までに無い経験でした。

リファインでは様々な自己理解ワーク、そして自分取扱説明書の作成などを通して、これまでの人生の中で「初めてと言って良いほど」自分をみつめ直します。また、そのための貴重な時間をいただいたとも思っています。

お医者さんは治療はしてくれますが大抵病気の経験はなく、知識として知ってはいても「気持ち」を理解してくれるかは難しいことだと思います。
ここには同じような経験を共有した仲間がたくさんいて、心からの共感が得られることがあります。わかってもらえるということは、それだけでも大きな力になります。
ただ学びや気付きを得るだけの場ではなく、心を開ける場所にもなり得ると私は思います。

スタッフの方々の親身な対応や、利用者の方々に支えられ、第一志望の会社に就職が決まり、卒業の日を迎えることができました。
リファインで得られた最も大事なものは「ご縁」ではないかなと思います。それはこれからも末長く続いて行くものなので、引き続き大事にして行きたいと思っています。