卒業生の声(リワーク/転職)

O.T.さん(40代:男性)

私はパニック障害がきっかけで休職する事になり5ケ月程自宅療養しましたが回復が見られなかった為、医師の勧めでリファインに通所を始めました。

それから通所期間、約1年を経てリファイン卒業・復職を迎えた今の率直な感想はリファインでのカリキュラムをこなした結果、自己&他者理解が深まり、更に、新たな自分に成長出来た事に正直驚きを感じてます。

これまでの自分は自身のことや将来のことを真剣に考えることも無かったので、通所当初は戸惑うことも多々ありました。

日々行われたワークで出される様々な課題毎に自分の考えを書き出し、話すこと、それに周囲からアドバイスをフィードバックをもらうことを繰り返すことで自分の心底にあるモヤモヤしたものが少しづる見えてくるようになりました。

今思えばインプットで終わらず、アウトプットとフィードバックにより気づき深めることを重視したワークの方針が自身の認知を高め、自己理解や他者理解に繋げてくれたと考えてます。

またリファインの最大の特徴である自分の取り扱い説明書の作成は、予想以上に難関で何度もスタックして自分探しにとても苦しみました。

しかし、その対価として

①自分はこの世で唯一無二の貴重な存在であること、

②ありのままの自分を受容し自分を愛していいこと、

③笑顔で明るい自分でいれば前向きに何事にも取り組めること、

④他者に感謝することの大切さ、

⑤他者と協力しながら仕事することの大切さ、

など今後充実した幸せな人生を送る為に必要な大事なことを自己理解、他者理解、コミュニケーションスキル、仕事に対する意識改善策等と共に知り得ることが出来ました。

この努力の成果は、復職前の産業医と人事担当との面談時に取説の一部内容を説明した結果、今迄ここまで自己理解を深めた説明を受けたことがないとの想定外の反応を得たことで早速感じることが出来ました。

同時にリファインの中では当たり前と思えたことが、実社会ではかなりレベルが高いと評価を受けたことで今迄やってきたことに間違いは無かったと、復職してからの自分に自信を持つことが出来ました。

ここに至るまでには、代表、スタッフの皆様の全面的支援と、同じ通所者の皆さんの存在無くしてはたどり着くことは出来ませんでした。皆様のサポートに心から感謝しております。

あと、この1年間で自分が取組した中で思い出深いのが、自己肯定感UP対策でした。

対策は色々と試行錯誤を繰り返し、その結果一番効果を感じたのは、“他人に感謝すること”でした。

最初は“自分ではなく他人?”という思いはありましたが、感謝ノートを作り毎日、ひと、物、なんでも感謝したいことをダメもとで書き始め、数ヶ月経ったころ、感謝の対象に“自分”を加えることに抵抗がなくなり、日常生活で笑顔が自然に出てくるようになった頃には自分を愛する言葉、他人に感謝する言葉が自然に浮かぶようになりました。

この頃から自分の意欲・自信が高まり、取説作成に対する姿勢も前向きになり、完成に向け加速したと記憶してます。この対策で学んだことは紙にアウトプットを日々し続ける継続的な努力が大切だということでした。

また上記の体験を経て、“今を大切に生きることの大切さ”を知ることも出来たと思ってます。

この言葉に対する当初の私の考えは、今、その瞬間を大切に過ごす日々を積み重ねことは、成長した自分の未来のみを作ることが出来ること思ってました。これに伴うい小さな自信の積み重ねで自己肯定感をUP出来たのだと思っていたのです。

でも目線を変えて過去目線で考えたら、“今を大切に生きること”を決意した時点の“今”から良い未来に日々進めば、その時点の“今”から後ろに存在した過去の“今“を振り返ると、その間は”良い過去“を作れたのではないか?即ち、苦しかった過去の記憶に代わる”新しい自分にとって良い過去“を作れる!そして、この新しい過去も自己肯定感を高める重要な因子となったのではないか?と考えるようになりました。

あくまで私の持論ですが、これらの考えを纏めると、日々を大切にして、アウトプットという行動を一生懸命継続することが自己肯定感を高め、自分、他人に感謝できる人間になれた一つの方法だったとの気づきを私なりに得ることが出来ました。この気づきをこれからも大切にして日々の生活に活かしてゆきたいと思います。

最後にこの1年間を総括するならば、休職直後は正直人生終わったと思ってましたが、今はこの1年は人生の中で自分を成長させてくれたもっともラッキーな1年だったと心の底から言い切れます。

復職後はリファインで得た多様な知識、体得したことを基盤に試行・失敗を繰り返しながらでも今以上の成長して充実した幸せな人生を送る事と共に、周囲に過去の自分と似た境遇の人がいれば自分の知識を少しでもその人達の役に立てるようなサポートしてゆきたいことが今の自分の夢であり目標です。

この目標の達成を目指してこれからも日々頑張ってゆきたいと思います。