卒業生の声(リワーク/転職)
- ホーム
- 卒業生の声(リワーク/転職)
- H.M.さん(40代:男性)
H.M.さん(40代:男性)
私は、小さい頃から転校を多くしてきて、会社に入ってからも転勤の多い生活を送ってきた中で、常に周りを気にしながら生きてきた気がします。
会社に入ってからは自分の快な環境では物凄く力を発揮できるのに、自分の苦手な環境では萎縮してしまい崩れてしまう、という風に「合う、合わない」がはっきりしていました。
今年の1月にダウンして休職することになり、環境に左右されやすい自分を根本的に見直したいと思い、リファインに足を運びました。ここに来るのも正直、自分の中では相当の葛藤と勇気が要りました。それは、「カッコ悪い自分、ダメな自分」を受け入れたくなかったからだと思います。
結果的にこの11ヶ月で、このリファインという場を借りて、色々なことを試して、やってみて変わったと実感しています。
正確に言うと、どうやって本来の自分を取り戻して自分をコントロールできるようになったのかということですが、リファインで学んだ3つのパワーワードを交えながらお伝えしたいと思います。
【リフレイミング】
有名な「コップ半分の水」の話は学生時代に受験の時に父親に言われた例え話でしたが、本当の意味は当時は分かっていなかった気がします。リファインでこの思考を手に入れられたことで、認知が大きく変わりました。
リフレイミングで言うと、やはり毎日の「感情日記」が大きく自分の思考の変化に影響していたと思います。今まで200回以上の感情日記を書いてきましたが、今思うと毎日やってきたことにより、自然と自分の感情を「一旦受け止めて、流していく。」という訓練を行なっていたのだと思います。
ダウンしている時は事実から逃避しがちですが、やはり負の感情を一旦受け止めて流すことが大事なんだと思います。また、毎日ネタを 考えなくてはならないので、色々なアンテナを張ることにもつながりますし、何よりもコミュニケーションツールとして自己開示することにもつながりました。
もう一つ、リフレイミングでいうと、「一つの選択肢に縛られない。」ということを私は大事にしてきました。会社以外の活動場所も増やそうと思い、今年の6月頃から課外サークルに入り活動も進めてきました。リファインに長く居ると、どうしても外界と離れているため、社会復帰できるのだろうかと不安になる時が出てきます。
そんな時にある課外サークルに出会い活動し始めましたが、そこで感じたことは、毎日のグループワークでのディスカッションが効いてきていること、またそのコーチが自分史を振り返ることが重要とも言っていて、まさに取説でやってることだ。と思えたことでリファインでやっていることの意義を感じ自信もつきました。ここでやっていることは必ず社会復帰後も生きるので、皆さんもぜひ自信を持ってください。
【アサーション】
「自分の気持ちと相手の気持ちを尊重する。」
所謂、相互尊重ですが、私も含めてここにいる皆さんは、自分の気持ちを犠牲にして他人優先で動いていた人が多いかも知れません。自分をよく理解すること。自分の気質や性格をしっかりと把握する、自己受容することで本当に楽になりました。
例えば、今でも復職を直前にして、正直不安な気持ちもあります。しかし、これは自分の神経質という気質と「心配性、繊細、敏感」から来るもので、それが「漠然とした不安 」なのか「受け止めている不安」なのかで大きく意味合いが違います。
リファインで作り上げた自分の取扱説明書は人生の羅針盤であり、一生の宝物となりました。
【リレーションシップ】
「聴く、話す、笑う。」
メンタルダウン時には得られなかった充足感をリファインで得ることができました。
また、このリファインというコミュニティーは、自分というブランディングを試せる実験場です。「自分が考えている自分」と「他者から見えている自分」のギャップが少なければ少ない程、生きるのが楽になると感じています。
やはりリファインに来て1番大きかった収穫は、自分の3rd placeが出来たことです。本当にこの1年はリファインな1年でした。「自分の中のつながり」、 「他者とのつながり」を感じた1年でした。
リファインという場を提供して頂いた代表、センター長、叱咤激励をしてくださった里子先生、並びにスタッフの皆様、この11ヶ月間、変わらず自分を受け入れてくださった通所者のメンバーの皆様に感謝の気持ちで一杯です。