卒業生の声(リワーク/転職)

K.Kさん(40代:女性)

休職、復職を繰り返す中、図書館に通っては色んな鬱病に関する本、心理学の本を
読み漁り、自分なりに心のケア術を学んだつもりでいました。
ですが、なかなか思うよう回復せず…

現状のままではと思い、主治医のご紹介で「リファイン就労支援センター」
に通うことに決めました。

ですが、私の場合、そこからがまた長い日々の始まりとなりました。

入所を決意するも安定した通所が出来ず、最初の数か月はひと月に何日通所出来たか
片手で数えられる程度のものでした。
それから次第に「リファイン」から足が遠退き、全く通えない日々が続きました。
そんな日々の中、

『このままではダメだ!』

この時、入所してから既に半年以上が経っていました。
意を決し、「リファイン」に連絡を入れました。

『また通所を再開したいのですが…』

すると、快く要望を受け入れて頂けました。

『お待ちしています!』

と。

この様に決意はしたものの、気持ちに体がついて行かず、安定した通所はままならない状態が続きました。

「すぐに疲れてしまう、風邪を引きやすい」
「???」

ここで体力、免疫力が以前に比べ格段に低下していることに気が付きました。

その様な中、リファインの方から「特別課外プログラムを実施するので参加してみないか?」とのお誘いを
頂き、自信はなかったのですが、参加することにしました。

この「特別課外プログラム」とは、毎朝(8時)から1時間程度、上野公園の自然の中を散策するものでした。
目的としては、「散策を通し、ストレスの低下および体力向上等を目指す」ものとして開始されたプログラムです。
私の場合、8時に上野公園集合となると家を6時台に出る必要があります。
ですが、できる限りのことはしようと決め、お休みすることもありましたが通いました。
それが、1月下旬の非常に寒い時期から始まり、上野公園の桜が満開になる4月過ぎまで続きました。

このプログラムを通し、徐々に体力を取り戻していき、休みがちであった私が、プログラムを終了する頃には
随分とお休みする日が減っていました。
今思えば、このことで忘れていた「達成感」をいうものを取り戻すことができた様な気がします。

私の場合、ここでやっと自分の「体力」のベースができ、ここから「心の力」をつけていく準備が整った感じでした。

ここからのことは他の社会復帰された方々が書かれているようなグループワークを通じ次第に心も元気になって行きました。
ここで「リファイン」に通い始める前に抱いた疑問

『本を読み漁り、自分なりに心のケア術を学んだつもりでいたが、なかなか思うよう回復せず…』

この答を私なりに出してみました。

学習し頭では理解しているのだが、実際に試行・行動してみないと会得できないものであったのです。

その会得の場が「リファイン就労支援センター」であったことは間違いありません。
センターに通う仲間とワークを通じて、試行錯誤を繰り返し自分に合った認知・行動の取り方を習得していきました。

この度、第一志望の会社に就職が決まりました。
新しいスタートを切れることになり、ご尽力頂いたリファインの皆様、またワークをご一緒させて頂き私にたくさんの
気付きを下さった仲間の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。