卒業生の声(リワーク/転職)

F.Tさん(30代:女性)

私がリファインに通所するようになったきっかけは、主治医からの紹介でした。

2015年の夏から休職し暫くは自宅療養しており、徐々に体が動くようになってからはリハビリのため図書館に通っていましたが、自分ひとりだとなかなか続かず、社会復帰するためには毎朝同じ時間に起きてどこかに通う生活を送ったほうがいいと思い、主治医にリワークの紹介をお願いしました。

私は人から比較的相談を受けたりするほうですが、自分の悩みは人に話すことができず、弱音を吐くという事ができませんでした。基本的には楽観的な人間で日頃から感謝の気持ちや言霊を大切にしていたのですが、複数のストレスがかかった際に、言霊を大切にしなくては、ネガティブな言葉を口に出してはいけない、という思い込みが自分を苦しめる事になりました。

これまで職場環境や友人たちに恵まれ、過度なストレスを受けたことがなかったためにストレス耐性が低かった事もメンタルダウンした一因だったように感じます。

リファインでは毎日グループワークがあり、その日の自分の体調に合わせてお題に沿った話をします。
その中で、皆さんそれぞれの経験をうかがっているうちに自分の過去の辛かった経験を徐々に話せるようになってきました。
ここではそういう話をどんどんしてもいいんだ、という事に安心しましたし、
話が出来るようになっている自分にも気付くことが出来ました。

通所中に退職し、就職活動をする事になり「なぜ働くのか」という事をこれほど真剣に考えた事は就業中でもなかったなと思いました。自分を振り返り、俯瞰して捉え、自分を取り戻すと共にどんどん思考がクリアになり、メンタルダウンする前より視野が広くなった自分を感じます。

そして、希望する企業への転職が決まりました。

語弊があるかもしれませんが、私にとっては貴重な一年間であり、メンタルダウンしたおかげでこれからの生き方を考えられたありがたい時間だったと思います。ありがとうございました。