卒業生の声(リワーク/転職)

J.J.さん(30代:男性)

私は転職後4か月でメンタルヘルス不調を発症しました。
その時は3か月休職した後に復職しました。
しかし、復職後4か月目に再度メンタルヘルス不調を発症しました。

短期間に2回もメンタルヘルス不調を起こし、転職前の会社でも1度
メンタルヘルス不調を起こしていたので、今までのやり方では再発すると思いました。

その時に主治医よりリワーク施設への通所を提案され、産業医よりリファインを紹介されました。
当時はリワーク施設を調べる気力もなく、家から電車で乗換無しで行けるという理由で通う事にしました。

通所当初は生活リズムが安定しませんでしたが、通所しないとリファインのスタッフの方が電話をかけてきてくれるので、スタッフの方に心配をかけない様にと通所するようになり、結果、生活リズムが安定してきました。

生活リズムが安定し、元気も次第に取り戻した頃に「自分の取扱説明書」の作成に取り組むことになりました。「自分の取扱説明書」とは自己理解の極地の一つだと思っています。

具体的には
・自分はどの様な人間か。
・その特徴が仕事において、どの様に働いたからメンタルヘルス不調になったか。
・自分の特徴と上手く付き合っていくには、どの様にしたら良いか
を、自分だけでなく、第三者(リファインのスタッフの方)を交えて作成する事で、客観的視点を加えた自己理解ができるものだと思っています。

自己理解においては、普段のグループワークを通じて、事例を積み重ねていく事で分析し、形作っていきました。

グループワークでは
・出された課題に対して自分でふと出てきたもの
・同じ通所者の方からの指摘
・同じ通所者の人の意見と自分の意見の差異
などから、「自分にはこういう面もあったのか」という発見や、「自分が〇〇なのは△△だったからかも」という理由の発見をする事ができました。

結果、自分自身を等身大で受け止める事ができ、人と比較して気落ちする事もなく、自分の能力、価値観に沿って行動しているので、それで良いと思う事が多くなりました。

就職活動においても、「等身大の自分の能力、価値観」を明確にした上で進める事が出来ました。その為、内定を取る為の就職活動ではなく、自分に合った会社を探すための就職活動になりました。結果として、とても満足のいく就職活動ができました。
就職活動期間中は常に相談できる環境があり、不安や悩みを抱えて過ごす事は殆どありませんでした。

これまでの人生では、親に認められたい、競争に勝ちたいから、より偏差値の高い学校、より給与の高い仕事、より有名な企業に入る等、他人との比較ばかりで辛い思いをしてきました。
しかし、リファインに通所し、プログラムを通して「等身大の自分の能力、価値観」を理解、納得したことによって、自分本位の人生を歩んで行けると思っています。

今後はリファインで学んだ事を着実に実行していき、通所終了後のフォローも受けながら、安定的に働く事ができるようにしていきたいと思います。