卒業生の声(リワーク/転職)

T.T.さん(30代:男性)

会社を辞めた後、現在の主治医に診てもらうようになり

まず勧められたのがリファインでソーシャルスキルをつけることでした。

その後、主治医ともよい関係を築けず、

主治医の勧めも信じられず3か月何もせずにしているうちに、

やはり何か行動しないと先に進めないと思い、
リファインに通所することにやっと気持ちが固まりました。

通所したての頃は、周りを窺って行動し、

ワークでは周りを気にした応答をしており、対人緊張、不安もありました。
その根底には、自分の考え、

本音を話すと人との関係が悪くなるという思い込みがあり、

関係悪化を避けるために周りにとって都合の良い意見を受け入れてきた過去がありました。

 

毎日のワークで自分の考え、価値観を手書きで書き出し、

グループで話すことを繰り返すうちに
自分の考え、本音を話すことが自然になり、

この行動が自分のことを相手に伝えることになり、

関係悪化どころか、

人との関係性の構築に繋がると感じるようになってきました。

今から振り返ると、相手に自分の考えを伝えない行動習慣が行き過ぎ、

意思疎通がとれていなかったことにより様々な場面でやりづらさを感じていたのだと思っています。

仕事での先輩、上司との関わり、相談質問が苦手なこと、

かつての主治医との関係等々、多々ありました。

自分の考え、本音を話すことが身に着くまでには時間がかかりました。それでも自分が徐々に変われたのは、
色々なワークを通じて、表現方法、言い回し次第で、相手を尊重しつつ自分も我慢せず本音を伝えられることがわかってきて、

ワークで試行錯誤しながら実践する場があったからだと思っています。

こうしているうちに対人関係構築しやすくなり、周りが開けてような気分で前向きになれたと思っています。

 

自分の大きな変化は、転職活動の時期にもよい行動に結びついたと思っています。

私が転職活動を始めた頃に、コロナウイルスの緊急事態宣言が出て、就活の面接形態、求人などに変化がありました。

自分が心がけたことは、この状況でも今できる必要なことしようということ、

変化をも利用して自己理解に繋げようと前向きでいることでした。

前向きな姿勢で就活を続けられ、

不安な時は自分取り扱い説明書で対策を確認したこと、

それでも辛いときには自分からスタッフ、

カウンセラーに相談できたことは

リファインで学んだ成果だと思います。

納得する転職活動ができました。

最後に、
相談に応じてくださったスタッフ、カウンセラー、交流、

雑談をしてくださった通所メンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。

社会へ踏み出す時が来ました。今後色々な変化があっても、
リファインで得たこと、特に自分の場合相談すること、人と話すことのメリットを忘れずに進んでいきたいと思います。