卒業生の声(リワーク/転職)
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M.S.さん(30代:男性)
コロナが蔓延し始めた2020年4月に異動となり、慣れない場所・仕事内容でテレワーク勤務をしなければならない状況だった。気軽に話せる相談相手も作れない中で、課されたタスクを完遂せねばとの思いから業務を抱え込み、徐々にストレスを溜めこんで慢性的な体調不良に陥ってしまった。そのような中で、体調不良による二度目の長期休みになってしまい、会社の産業医からリファイン就労支援センターを紹介され、休職と同時に利用を開始した。
リファインでは、「自分取扱説明書」の作成を通して自己理解を深めることと困難な場面に出くわした時の実践可能な対処策を見つけ出した。
まず、自分の幼少期から現在までを振り返り、自分の価値観や特性を持つに至った経緯を振り返った。その中で、自分の得手不得手も洗い出し、自分の得意な場面に持っていく・苦手な場面でも悪癖が出にくくなるような対処策を考えた。その上で、グループワークや就業トレーニングなどで本当にできるのかを試してみて評価し、実践可能な対処策のブラッシュアップを行った。
併せて、グループワークを通して他者の価値観・考え方を知って自分の考え方の幅を広げて対処策の参考にしたり、ストレスコーピング策を増やしたりもした。
復職前に2ヶ月弱のお試し勤務期間があったが、考えた対処策やストレスコーピング策を実践できており休職前よりも上手くやっていけそうな感覚を持てている。休職期間は1年4ヶ月と考えていたよりも長期になってしまったが、今後30年以上の社会人生活があることを考えると必要な期間だったと認識している。