卒業生の声(リワーク/転職)

A.T.さん(20代:女性)情報システム

休職してから約半年後、産業医の先生からリファイン就労支援センターを紹介されました。

ほとんど引きこもりのような半年を過ごしており、このままではまずい、でも何をしたらいいか分からないという状態だったのでこれを機に何か変わるかもという思いを抱きながら通い始めました。

通い始めて驚いたことは皆さんメンタルダウンを経験したとは思えないほど活き活きとしていたこと、そして自分の意見をしっかり持ちそれを他者に分かりやすく話していることです。

漠然と「これは好き」「これは苦手」という感覚はあっても「なぜ好きなのか、なぜ苦手なのか」までは深掘りしてこなかったのでどうしたらそんな風に話せるのだろうと衝撃を受けたのを今でも覚えています。

 

リファインに来るまでの私は「自分は周囲より能力が低いからもっと頑張らないといけない」「自分に任された仕事は責任をもって最後までちゃんとやるべきだ」と自分を追い込み、出来ないところにばかり目線がいっていました。

取説面談を通じて自己理解を進めていくうちに自分にだって頑張ってきたことはある、責任感を持って仕事をすることと1人で抱え込むことはイコールではないと気付くことが出来ました。

さらに自分が気持ちよく頑張れていたときや楽しいと思えていたときに共通する環境は「見える化」されている時だということに気付きました。自分のタスク、それを進めるために必要な情報、相談先など分かっていることがあればあるほど安心して進められるのが自分なのだと学びました。

 

転職活動ではその「見える化」をキーワードに、自分が安心して働ける環境を求め「ここでなら自然体で働ける」と思える会社と出会うことができました。代表、センター長、キャリアカウンセラーさんの手厚いサポートのおかげで納得いく就職活動ができ第一志望の会社に就職が決まりました。

また、徹底して手厚くサポートしてくれたお陰で、ビジネスメールなどのスキルも身につきました。途中で心が折れそうなこともありましたが、最後まで寄り添い支えてくださったこと、本当に感謝しております。

 

利用者の皆さんとはグループワークを通して様々なお話をさせていただきました。安心安全の場であるリファインだからこそ、自分の心の内まで話してみようという思いになれたのだと思います。

また話していくうちに自分が体験の時に感じた「自分の意見を自分の言葉で伝える」が少しずつ出来るようになり、それが面接にも発揮できました。

 

こんなにも自分と向き合い、自分についてじっくり考える時間は後にも先にもないと思います。とても濃密な2年間でした。

この2年間で得たたくさんの学びを持って心身ともに健康で自分を大切にしながら人生を楽しみたいと思います。

最後に井田代表を始め、センター長、スタッフの皆様、利用者の皆様には本当にお世話になりました。

ありがとうございました。