卒業生の声(リワーク/転職)

M.K.さん(30代:男性)航空業界 地上勤務

【通所前の自分】

通所を開始する前の自分を一言で表すなら「常に緊張している状態」でした。

休職している間は、

  • 「早く社会復帰しないと評価を落とす」
  • 「体調崩したことを周囲はどう思っているだろうか?」
  • 「周囲はふつうに生活できているのに、なぜ自分はできないのか?」

この様な考えを頭の中を巡らせては緊張している。そんな日々を繰り返していました。

【通所当初の自分】

休職中、身近な人からリファインを紹介していただいたことをきっかけに通所を開始します。

通所開始時の自分は、人の目を気にしすぎるあまり、グループワークや面談など人と話す場面でよく緊張していました。

そんな自分に対して、リファインのスタッフや他の利用者さんなどの周囲の方々は親切に接してくれました。

そのおかげで自分は、自分の考えを人に伝えることへの恐怖心が次第に薄れていくと同時に、グループワーク内で自分の意見を発言できるようになりました。

【取扱説明書の作成を始めた頃の自分】

この時期の自分を一言で表すなら、「葛藤」していた印象が強いです。
なぜなら、思うように作業が進まず、もどかしさを感じていたからです。

自分は人の目を気にしすぎるあまり、「人に相談する」ことに対して強い抵抗を持っていました。それにより、疑問点や不明点があっても周囲に相談せず、自分の中に抱え込んでしまうことがよくありました。

結果として自己理解が深まらず、自分取扱説明書の作成も停滞してしまいました。

【センター長との面談を重ねていた時期の自分】
作成が思うように進まず、焦りを感じていた自分でしたが、センター長は面談を通して常に自分のことを一緒に考えてくれました。

最初の頃は、その温かさに戸惑うこともありましたが、次第に自分のことを素直に話せるようになり、それまで隠していた不安や悩みについても相談できるようになりました。

この変化とともに、自分取扱説明書の作成も少しずつ進み、内容を形にしていくことができるようになりました。

【代表との面談を行っていた時の自分】

自分取扱説明書の完成に必要なピースが出そろった時、自分は代表との面談に進みました。

代表との面談では、出し切ったピースをもとに「自分が生きやすく、働きやさを得るための仕組みづくり。(構築化)」を一緒に行うのですが、この時期の自分はとても「ワクワク」する日々を過ごしていました。 

なぜなら、代表との対話を通じて自分という人間が解明されていくからです。

これまで言語化できなかった自分の弱みや、不安を感じるタイミングについて、代表は取説や私の話をもとに、「こういうことではないですか?」と具体的な言葉にしてフィードバックをしてくださいました。

その言葉を聞くたびに、まるで痒いところに手が届くような納得感を味わうことができるのでした。

こうして一つ一つのフィードバックを受ける中で自分は「これまで抱いていた不安や悩みは、自分の手でコントロールできるものなんだ」と思えるようになり、次第に積極的に行動し、発言することができるようになったのです。

【現在の自分】

リファイン在籍中にこれらの経験を経て、自分は自分取扱説明書を完成させるわけですが、完成させた今の心境としてはとてもスッキリした気持ちで一杯です。

なぜなら、自分という人間を自分取扱説明書の作成を含めたリファインの取り組みを通して深く知れたからです。

深く知れたことで、これまで「ダメだ」「良くない」と思い込んでいた「人の目を気にする自分」「緊張する自分」という個性を自分の大切な個性と受け入れることができるようになり、いまでは長所として捉えられるようにもなりました。

これから自分は社会に復帰していくわけですが、現在の自分は通所当初の様な焦りはなく、冷静でいられています。そして、果たしたいと思える夢をリファインにいる間に何個も持つことができました。

この様な気持ちで社会復帰を迎えられるのは、リファインでの取り組みと代表やスタッフの方々、他の利用者さんが温かく、優しく接してくれたおかげです。

素敵な時間を過ごさせていただけたこと、とても感謝しています。

本当にありがとうございました。