うつ病からの就職・再就職・復職のためのダイアローグ!「理想の部下」を考える。
うつ病を克服して、就職・再就職・復職を目指す方に、
ダイアローグの手法を用いて「理想の部下とは?」について話し合いました。
ダイアローグは、議論や、ディベートのような手法とは異なり、
自分と相手の考えの背景を探求しながら相互理解を深める、
答えを引き出すのではなくみんなで作る(みつける)対話の手法です。
グループワークでは4つの観点を意識しながら話し合いを進めました。
1.自分の考えをオープンに話す
2.他人の考えを尊重する
3.判断を保留する(いい悪いなどの評価をしない)
4.探求する(なぜ、そう思うのか?具体的な体験や経験は何か?)
「理想の部下とは?」のダイアローグを終えて
●利用者の皆さんの感想をご紹介します。
「自分が部下だった頃の失敗体験が、”理想の部下”を考える上での糧になりました。
失敗した頃はくよくよしたり、悩みっぱなしだったのですが、今に生きてよかったです。
これからの失敗も前向きに受け止めたいと思います」
「各グループで挙げられたコミュニケーション、報連相、礼儀など、共通することが多いと感じました。
自分のグループで挙げた項目は自分に置き換えてみると、出来ていないことが多く、
今後社会復帰するまでに身につけたいです」
「他の人の意見の背景を聞いた際に、自分もすごく共感出来る体験が多く、楽しかったです」
「これから就職活動をし、積極的に仕事をして、上司とうまく付き合える人になりたいと思いました」
「話し合ったような”理想の部下”になれれば、良い上司もになれそうです」
「報連相、挨拶、礼儀、言葉遣いなど、基本的なことを当たり前にすることが大事だと思いました」
「今は理想の域を出ていないのですが、明確にキーワードを挙げてみることで、
少しずつ理想を現実に変えていくことができるのではと思いました」
●ダイアローグという手法について
「多数決で意見をまとめるのも良いのですが、少数意見の中でも大切な意見を皆で共感し、
まとめに加えることがあったも良いのだと再確認しました」
「まとめ方がグループごとに異なり参考になりました。キーワードやカテゴリーに分類するなど、
とても意見が出やすくなると思いました」
「具体的に背景を盛り込まれた話は、考え易く、分かり易いということや、
具体化して落としこむことの重要性を実感しました」
「共感を得るためには、背景となるエピソードを盛り込みながら説明するとよいことが分かりました。
そのために、順序立てた、分かり易い説明をすることが必要だと感じました」