スタッフコラム

うつ病等のメンタル不全にも効果的な「五感の散策」

夏から秋へ季節の変わり目です。東京では青空がみえる心地よい陽気となりました。

うつ病等のメンタル不全からの回復と、就職等の社会復帰をサポートするリファイン就労支援センターでは、課外授業として散策・ウォーキングを行っています。

これには幾つかの理由があります。

◎脳機能の活性化
緩やかな運動をすることで、幸せホルモンとよばれる「セロトニン」の分泌が増えたり、記憶や自己認識を司る「海馬」の神経新生が高まり、うつ病の改善等に効果的だと言われています。

◎筋肉を動かして免疫力を向上
人体の総合病院と呼ばれる「筋肉」を使うことで免疫力を高めたり、病気と闘う物質が分泌されることが分かっています。また、適度に日光を浴びることで免疫力を高めるビタミンDが体内に作られます。

◎五感をバランスよく
日常生活では視覚偏重となっていることが多く、聴覚、嗅覚、触覚などの感覚をできるだけ使うことを意識しています。特に自然の中では、樹々のアロマや、1/fゆらぎと言われるリズムが自律神経を整えると言われています。
 
参加者の皆さまの感想(一部)をご紹介します。

「金木犀の香りに秋を感じました」

「昨日からダルいと感じていたのがスッキリしたように思います。秋らしい風が吹いていましたが、日向は暑く、セミも鳴いていて、季節の移り変わりを感じることができました」

「久しぶりに外出して心身ともにリフレッシュできました」

「五感を使うことやコミュニケーションを楽しむことを大切にして歩きました。青い空と白い雲のコントラスト、木の根っ子のデコボコ、心地よい風、木や緑のにおいなどを感じました」