うつ病等のメンタル不全から前向きな変化を生み出すための「フォーカシング」
メンタル不全からの回復や社会復帰に向けて内省することは必要なことではありますが、自分一人で考え事をすると、時に行き詰った感じがしたり、辛くなってしまうこともあります。
うつ病やパニック障害・適応障害などで苦しんでいる方をサポートするリファイン就労支援センターでは、個人で考える時間とともに、グループワークで自己発見、自己探求する時間を設けています。
今回は、フォーカシングという手法を使ってグループワークを行いました。
フォーカシングとは、生活に前向きな変化を生み出すことを目指して行う「自己発見」と「自己探索」の手法です。
利用者の皆さまの感想(一部)をご紹介します。
「今の自分の状態を言葉に表したところ、“楽”という言葉になりました。環境に慣れてきたこともあり、肩の力が程よく抜けて、気持ちが安定し、感情豊かな自然体の自分でいることができています」
「前回は不安や焦燥感で“悲しい”というワードだったので、その頃と比べると自分自身が大きく変化したと感じています」
「“一歩”と“晴れ”という言葉が浮かんできて、今の状態を表していると思います。少し前進したような気もちから来たのかと思います」
「現在の状況にも、体調にも合う言葉が見つけられてよかったと思います。また、グループの皆さんにお話したことで、理解も深まったように思います」
「“一歩一歩階段を上がっている”様子が浮かんできて、とても安心感と落ち着きを持って生活出来ていると思います」