うつ病やパニック障害の方の栄養学②
うつ病やパニック障害は、心の病気ではなく、
脳の機能低下が原因だと考えられています。
うつ病やパニック障害の回復・改善に欠かせない栄養について「食と心理」というテーマ、第2回目になります。
さまざまな事を学んだ中でも特におススメの食材がいくつかあったので、ご紹介します。
うつ病やパニック障害の方におススメの食材の一つ目は「大豆」です。
大豆を含む食品は、納豆、豆腐、味噌、しょうゆ、油揚げ、おから、豆乳と
さまざまは調理方法があり、食べ易い食材です。
大豆には、「トリプトファン」が含まれています。
トリプトファンは幸せを感じる脳内ホルモンの『セロトニン』の原材料となるとても大事な栄養素です。
さらに、大豆には「チロシン」と「フェルアラミン」も含まれています。
チロシンとフェルアラミンは意欲を出せる脳になる『ノルアドレナリン』を増やす栄養素です。
さらに、大豆には「イソフラボン」が含まれており、
女性のホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで知られています。
精神の安定が期待されています。
うつ病やパニック障害の方に摂って欲しいおススメの食材の二つ目は、「豚肉」です。
豚肉には「アラキドン酸」が含まれており
脳の神経細胞を構成する物質です。
不安、おそれ、痛みを和らげる性質があり、脳内にあって至福感をもたらす物質です。
さらにおススメの食材の三つ目は、「レバー」です。
トリプトファンとビタミンB6を含み、
脳に酸素を運ぶ為の、鉄分も多く含んでいます。
普段食べている食事の中でも、
豆腐に、しらすをかけて、しょうがをのせるだけでも、
カルシウムとビタミンB6とトリプトファンをとることが出来ます。
牛乳とバナナと豆腐をミキサーで混ぜて、
豆乳バナナミルクセーキをつくることも、
さまざまな栄養素を同時に取ることが出来ます。
豚のしょうが焼き定食も、豚肉と、しょうがを取ることで、
脳にいい影響が期待されます。
うつ病やパニック障害の方の回復・改善、そして就職のためにも、
さらには再発防止にも、普段のトレーニングと平行して食生活の見直しも大切なことだと認識しました。