スタッフコラム

「キャリブレーション」を知って うつや適応障害などメンタルヘルス不調からの社会復帰の力に!

リファイン就労支援センターでは、うつや適応障害などメンタルヘルス不調で苦しんでいるビジネスマン・サラリーマンの方の社会復帰の為に自己理解、他者理解を深め、ご利用者様同士のグループワークでコミュニケーション能力を高めるプログラムを日々行い、そして以前よりも生き生きと幸せな人生を構築するお手伝いを目指しています。

日頃キャリブレーションを意識してますか?

キャリブレーションとは、較正、校正、調整などの意味を持つ英単語。一般的に「調整する」といった意味に使われています。心理学では、相手の心理状態を言葉以外のサインで認識することを言います。

人が無意識の内に行っているわずかな動作を観察し、相手を言葉以外から見ていきます。眼の動き、呼吸、声の大きさ・リズム・トーン、ジェスチャー、姿勢などに感情の動きが現れます。これを観察し、客観的に読み取るのがキャリブレーションです。

自分の経験などによる先入観や主観が入りがちですが、自分の主観が入らないように観察し、口角の上がり具合から眉間のしわ、目の動き、眉毛の動き、姿勢、こと細かに相手の情報を集め、全体を見ることが求められます。

本日は、キャリブレーションを意識したプログラムを行いました。見てる視点も人それぞれ異なる事が分かり、そして自分には無かった沢山の視点がある事を知ることで、多くの気づきを得られたプログラムとなりました。

キャリブレーションは日常やビジネスの場面で役に立ちます。特にコミュニケーションが必要とする場でのメリットが大きく、キャリブレーション力を上げることで、相手が言葉にしない本心を読み、言葉以外から相手を知り、会話をがんばらなくても相手とコミュニケーションを取れるというメリットがあります。そのため、積極的に会話をしてコミュニケーションが取るのが苦手という人にも向いている手法だと考えます。