「上司から評価される人になる」うつ病やメンタルヘルス不全から職場復帰のキラーコンテンツ!
うつ病をはじめとしたメンタルヘルス不全を発症する職場でのストレスの第一位は「人間関係」。
「人間関係」とりわけ、対上司はその影響が大きいと思います。
リファイン就労支援センターでは、うつ病をはじめとしたメンタルヘルス不全の方の社会復帰への実践力をアップする為に、
今まで、「理想の上司とは」「理想の部下とは」というダイアログやグループワークを通して、この問題に
ご利用者様自らが考えて、「対人関係力を良好にする」取組を行っています。
今日は、株式会社サクセスボード代表取締役社長で人事コンサルタントの萱野聡さまによる「上司から評価される人になる」という講演を開催しました。
萱野社長は北海道庁、日本通運株式会社、SAPジャパンでの採用・教育を中心とした人事業務全般をご経験の上、
人事コンサルタントとして独立され、慶應義塾大学SFC研究所キャリアリソースラボラトリー個人研究会員、
米国CCEInc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー、産業カウンセラー、
NPO生涯学習 キャリアコンサルタント検定委員を歴任される人事・キャリアカウンセリングのプロです。
そんな萱野社長が「上司から評価される人になる仕事のやり方・考え方」という本を出版されました。
上司の本音から見た、上司と部下の関係をうまく折り合いをつけていくにはどうしたらよいか、お話いただきました。
萱野社長は、これを身に着けて実践すると、個々人が気持ちよく、やりがいを持って働け、
会社にとっても1人1人が元気になることで、より会社が発展するとのことで、
そのために大切なヒントを50の中から5つに絞ってお話いただきました。
①進捗状況を報告する
一社会人として、報連相(報告・連絡・相談)というのは基本中の基本ですが、
上司への報告は始まりと終わりだけではなく、途中経過も必要です。
ただし全て報告するのではなく、上司の立場になって、必要・不必要な情報を相手目線で考え伝えることが大切です。
②話したいことは言い切る
語尾をはっきり言い切ることで、話の中身に自信があるかないかは関係なく相手を納得させることが出来ます。
③仕事を抱え込まない
これはうつ病をはじめとしたメンタルヘルス不全の方に特に多くみられる傾向です。
なんでもかんでも引き受けていては、自分自身を追い込むことになります。
そのため、手離れよく仕事をするには、
・仕事を教え上手になる→うまく人に仕事を振り分けられるようになります
・助けられ上手になる
・マニュアルを作りながら仕事をする→人に仕事を任せられるようになります
④上司に関心を持つ
人とは古今東西、人種を問わず『人に認めてほしい、理解してほしい』ものです。
上司は常に「尊敬されていることを日々感じながら仕事をしたい」(笑)と思っているのです。
決して、ヨイショをしたり褒めちぎったりということではなく、さりげなく興味を持っていることを伝えることで、
ポイントがアップし、まだオモテには出ていない情報などをもらえたりするものです。
⑤現場に足を運ぶ
IT化社会で、多くの情報が机上で手に入り、仕事も出来ますがやはり現場を知ることで
得られるものは大きいです。
周囲の動きを常に観察し、いつもとちょっと違うこと(職場での上司、先輩の動きや状況の変化など)に気付くことが
人間関係の中ではとても大切です。
萱野社長は、本には載せられないような実体験も交えながら楽しく、以上のようにたくさんのヒントを下さいました。
自分にあてはめてこれは!と思うものをぜひ実践していきたいものですね。
講演後の質疑応答もみなさんどんどん手が挙がり、あっというまの1時間となりました。
うつ病をはじめとしたメンタルヘルス不全から社会復帰をされる方にとって、このエッセンスを自らの対上司への
キラーコンテンツとすれば、うつ病をはじめとしたメンタルヘルス不全の再発防止になるだけでなく、
ビジネスマンの仕事力のスキルアップに非常に効果があります。
萱野社長ありがとうございました。